唇の皮が異常に剥ける。
リップを塗って毎日ケアしているのにも関わらず、一向に治る気配がない。
そんなあなたの唇は、ただの乾燥で皮むけを起こしているのではないのかもしれません。
唇の皮がむけるときの原因と対処法を考えていきましょう。
唇の皮むけが毎日 原因は何?
唇の皮むけが毎日起こる。
ひどい唇の荒れを繰り返す。
リップやパックなどで保湿もバッチリしているはずなのに、なにをやってもボロボロと皮がむけていく。
そういうときはリップクリームを塗ったところで唇の乾燥は治まらず、塗ったそばから皮むけが起こります。
また、皮をむききったからといって治まるわけでもなく、何度も、まるで脱皮するかのように白く皮がめくれてくる。
唇は角質層が薄く、外気などの影響を受けやすい部位です。
そのため乾燥もしやすく、荒れやすくもなります。
それにしても、どうしてこんなにも唇の皮がむけてくるのか、本当に不思議ですよね。
この毎日起こる唇の皮むけの原因は、なんなのでしょうか?
唇の皮むけを繰り返す
唇の皮むけを繰り返す場合、まず最初に疑ったほうがいいのが、いま使用中のリップクリームです。
「でも、乾燥するから塗っているのに」
「リップを塗らないともっとひどくなる」
という意見もあるでしょうが、実は気づいていないだけで、現在お使いのリップが唇に合っていない可能性は大いにあります。
まずできることは、リップを変えてみること。
リップが合っていないと、恐らく唇の状態が良くなることはありません。
私自身もひどい唇の皮むけや、唇の端が切れる口角炎に悩まされてきました。
どこでも購入できる普通のリップクリームを使用していましたが、症状はまったく治まりません。
最も口角炎がひどかったときに、薬局で相談してみたのですが、そこで薬剤師さんにおススメされたのがこのリップです。
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少しお高めのリップです。
これが驚くほど良かったのを、よく覚えています。
私の場合は、塗って2日程度で唇が切れなくなってきましたね。
あまりにひどい唇の皮むけや口角炎などといったトラブルがあるときは、これか、下のこちらのリップも良いかと思います。
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私はどちらも使用しましたが、どちらのリップも唇の荒れを抑えてくれました。
個人的には上のメディカルリップがベストでしたが、似たような状態で悩んでいた別の人はモアリップのほうが良かったと言っていたので、やはり効き目も人によるのでしょう。
少し高めだから効果があるわけではありません。
要は「合うか合わないか」というだけ。
リップが薬用かそうでないかは、実はあまり関係がありません。
薬用であってもなくても、ご自分の唇に合わないものは、いくら塗っても唇の状態を良くしてくれることはないのです。
上のリップも、人によっては合わないということも十分あり得ます。
少しでも「合わないな」「全然良くならないな」と感じたら、どんなものでも一旦中止して、別のリップにしてみるほうが良いでしょう。
あるいは、リップ自体をやめてみることです。
リップをやめるとはいっても、不安なのが【乾燥】です。
乾燥して唇が割れてしまう。
口が切れて血が出てしまう。
だからリップを塗るなと言われても、塗らずにはいられないだろうと思います。
もちろんリップクリームの役割も、唇に薄く油膜を作って乾燥を防ぐことです。
ただリップクリームは数多くの種類があり、それぞれがさまざまな成分をプラスしています。
含まれた成分によっては、肌に合わないものも当然出てきます。
すると「合わない」リップクリームに当たる可能性もありますよね。
ご自分の唇にぴったり合うものに出会えれば良いのですが、合わないリップに当たると、逆に唇の状態は悪化する場合もあります。
そのリップに含まれた成分のどれが自分に合わないのか、原因を追究することはほぼ不可能です。
そんなときにおすすめなのが【ワセリン】なのですが
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ワセリンは皮膚の表面に膜を張って、水分の蒸発を抑えます。
皮膚を乾燥や刺激から守るには、やはり外気などに直接触れないように膜を張るのは有効的だといえるでしょう。
余分な成分の入っていないワセリンを使用することで、もし唇の皮むけが落ち着いてきたようならば、いままで使用していたリップクリームに入っている成分のどれかが、やはり唇の荒れの原因だったという可能性があります。
ワセリンもドラッグストアで簡単に入手できます。
お値段も色々ですが、高いものではないので、試してみることをおすすめします。
ただしワセリンにも種類があります。
選ぶ基準として、余分なもの(香料など)の入っていない純粋なワセリンであることを確認してくださいね。
唇の皮むけは病気なの?
唇の皮むけは病気のせいかもしれません。
私は何度か唇の皮むけや口角炎などを繰り返していました。
数か月もの長期にわたって、唇の皮むけに悩まされ続けていたのです。
以前使って効果のあったメディカルリップで治そうとしていたのですが、今回はまったく治らず。
モアリップも駄目で、その他いろんなリップケア商品を試しても、全く改善する気配はなかったのです。
そうこうしているうちに、なんと顔全体が腫れてきてしまって。
唇も大きく腫れ、ボロボロと皮がむけ続けて、皮がなくなってしまうんじゃないかと不安にあるほどでした。
それでついに皮膚科を受診することに。
私の場合、唇の荒れや皮むけの原因は「アレルギー」だったようです。
なんのアレルギーなのかはわかりません。
アレルギーというものは原因物質の特定が難しく、判明することは難しいのだとか。
皮膚科で処方された【ケナログ】という軟膏を塗り始めましたが、なかなか治らなかったですね。
とても塗りにくい薬で、少しでもこするとボロボロ取れてきてしまいます。
しかし、厚みを持たせて「ぼたっと置くように」塗ってみたら、見る間に唇の状態が落ち着いてきました。
アレルギーが原因だと、どうしても再発を繰り返します。
でもケナログがあればとりあえずの症状は治まるので、重宝しています。
(もちろん薬なので、できれば長期の使用は避けたいところですが)
ケナログは市販でも買えます。
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市販で買えるとはいっても、皮膚科で処方してもらうのがベストです。
症状を聞いてもらって、合ったお薬を使うようにしてくださいね。
アレルギーではない可能性もあるので、自己判断は危険です。
アレルギー以外の唇の皮むけ原因として考えられるのが「鉄欠乏性貧血」や「胃腸の不調」。
これらの体の不調が唇に出てくることもあるのです。
私も口角炎がひどかったときは、慢性的な貧血に悩まされていたし、胃腸も調子を崩しがちなときでした。
唇のひどい皮むけの大元の要因が、なんらかの病気である場合も考えられます。
あまりに長期にわたって続く唇の皮むけ、繰り返す唇の荒れを改善するには、一時の対処法では焼け石に水。
一時的によくなったように見えても、根本的解決には至りませんので、早めの皮膚科受診をおすすめします。
まとめ
唇の異常な皮むけには、本当に悩まされます。
いつまでも治らないし、ちょっと良くなったかなと思っても、またぶり返したりもします。
唇の治らない皮むけでずっと治療を受けてきて思ったのが、やはり体が不調だと唇にも不調が起こりやすいということ。
皮むけや荒れといったトラブルが唇だけに発生しているように見えても、実は別の要因が隠れている可能性も考えられるということです。
体は全部でひとつです。
唇の不調は、体の不調のサインかもしれません。
それを確認するためにも、治らない、ぶり返す唇の皮むけは、病院で診てもらうことをおすすめします。
※自分で唇の皮をむきすぎて悪化させてしまう人に、読んでほしい記事はこちら→ 唇の皮を剥いちゃう やめられない気になる癖の7つの対処法
18です。私の場合、ホントに悪い時期は口の周りと唇から膿がでるほどです。
毎日毎日唇の皮が剥けて悩んでます。
皮膚科にいっても改善されませんでした。
市販のリップケア系のつかっても改善されませんでした。
どーすればいいですか
ひなの様、はじめまして。
マルティプライノート管理人のangieと申します。
コメントありがとうございます。
唇の皮むけでお悩みとのこと。
確かにかなりお辛い状態ですね。
私は医師ではないので、診断や具体的な改善方法はお伝えできません。
でも自分が経験したことを踏まえて、少しでもひなの様のお役に立てればと思います。
記事に書きましたが、私自身も唇の皮むけには年単位で悩まされ続けていました。
もちろん皮膚科に通院していましたが、何をしてもダメなときはダメなんですよね。
ただ、実際に唇の皮むけが起こっている以上、原因は必ずあるはずです。
それはもしかしたら、体調不良やアレルギーから引き起こされているかもしれません。
貧血があったり、胃腸の調子が悪いことはないでしょうか。
また、思い当たるアレルギーはないですか?
普段なにげなく使用しているものにも注意してみてください。
例えば歯みがき粉とかリップケアグッズでも、肌に合わなければ皮向けなどの反応が出るケースもあるようです。
それ以外だと、シャンプーやヘアカラー等も考えられます。
もし歯に金属の詰め物があれば、それが原因で金属アレルギーが出ることもあるかもしれません。
食べ物はいかがでしょうか?
なにか特定の食べ物を食べたときに唇が荒れるなんてことはありませんか?
栄養バランスはどうでしょう?
必要な栄養素が不足すると、やはり体の免疫力や抵抗力も落ちてしまう恐れはあります。
皮膚科へは何度か通われましたか?
もし1度だけでやめてしまわれたなら、諦めず何度か通院されることをおすすめします。
というのも、処方されるお薬も合う合わないがあるので、最初のものが合わなければ別のお薬を試したほうが良いと思うのです。
塗り薬であれば、塗り方も案外重要です。
私は「全く効かない」と思っていた薬の「塗り方」を正しく変えたことで、効き目を感じたことがあります。
薬って、ただ塗っていれば良いというものでもないのですね。
やはり「用法用量を守って使用する」というのは鉄則です。
塗り方で効き目も左右されるのだと、肌で実感しました。
なのでひなの様には
・栄養バランスの良い食事
・体調を整える
・肌や唇につけているものを見直す
・リップケアグッズは中止してみて、ワセリンを使ってみる
・ワセリンでもダメならいっそ何も塗らない
・もう一度皮膚科を受診する
(評判の良い皮膚科があればそこへ行ってみる)
・処方された薬は正しく使う
ということをおすすめします。
こうして文字で書くと簡単なようですが、実際には大変だと思うのです。
でもぜひ、一つ一つ試してみてくださいね。
ひなの様の唇の状態が改善されることを、心より祈っております。