乗り物酔いしやすいタイプの人にとって悩ましいのが「食事」問題。
乗り物酔いする人は、朝食を摂るべきか摂らないほうが良いのか。
食べるとしたらどんな食べ物が良いのか。
避けるべき食べ物は?
乗り物酔いを最小限に抑えたい人のための、食べ物による車酔い対処法をご紹介します。
乗り物酔いと朝食
例えば旅行に行くとか、遠方に出かける予定があるなど、乗り物で移動する時間が長いときに心配になるのが乗り物酔いです。
車やバス、電車や新幹線、船など、乗り物酔いする体質の人にとって「ちょっとしたこと」がきっかけで気分が悪くなってしまいがちなもの。
そこで気になるのが「食事」。
乗り物酔いする人は、出かける前に朝食を摂っておくべきなのか、悩ましいところですよね。
乗り物に乗る前に朝食を摂ってしまうと、乗り物酔いでいざ気持ち悪くなったときに吐いてしまいそうで不安になります。
しかし乗り物酔いしてしまう人が、空腹な状態のまま乗車するのはおすすめできません。
その理由は血糖値。
胃が空で低血糖の状態だと、逆に酔いやすくなってしまうといいます。
著者もかなりの乗り物酔い体質ですが、確かに空腹時は余計に具合が悪くなる場合が多いです。
低血糖だったのに加え、胃になにも入っていないことで胃酸が刺激になりムカムカした感覚が増すのかな、とも個人的に経験からそう感じます。
ただし満腹状態も乗り物酔いには良くないので、注意が必要。
お腹いっぱいに食べるのではなく、軽めの食事を摂っておくことをおすすめします。
また、なんでも好きなものをお腹に詰め込めば良いというものでもありません。
なかには乗り物酔いを誘発してしまいかねない食べ物もあるのです。
乗り物酔いに食べてはいけないもの
乗り物酔いする人が食べてはいけないもの、避けるべき食べ物もあります。
朝食でも昼食でも、乗車する前に軽めの食事を摂っておくのは大切ですが、以下の食べ物は車酔いしやすくなる恐れがあるので、チェックしておくと良いかもしれません。
【柑橘類】
みかんなどの柑橘類は吐き気を誘発しやすく、乗り物酔いしやすい人には向きません。
乗車している最中でも、柑橘系のニオイを嗅ぐのはNG。
自分が食べているのではなく乗車しているほかのメンバーが食べていても影響がある場合があるので、できれば柑橘類を食べるのは遠慮してもらったほうが良いですね。
【脂肪分の多い食事】
脂質の消化は胃の負担になりやすいものです。
胃もたれするような脂肪分の多い食事は、乗車前に摂るのはやめておきましょう。
【炭酸】
飲み物ですが、炭酸飲料も乗り物酔いする人には注意が必要。
車酔いしてから少量ずつ飲むのはリフレッシュできて良いのですが、乗車する前に炭酸を飲みすぎると、胃が膨らみ吐き気が出やすくなることもあります。
乗り物酔いしたとき食べるといいもの
乗り物酔いを防ぐためには軽めの食事を、乗車する1時間ほど前に食べておくこと。
そして胃の負担になりにくいような、消化の良い食べ物を選ぶこと。
乗り物酔いを予防するために軽めの食事を摂っていても、体調によってはやっぱり車酔いしてしまいそう、なんてこともあります。
「ちょっと気持ち悪いな」
「軽い吐き気がする」
などというときに、そんな不快感を軽減してくれるかもしれない食べ物をご紹介します。
【梅干し】
ストレスがかかると交感神経が強く働き、唾液の分泌が低下します。
唾液が分泌されると自律神経が整いやすくなるので、唾液の分泌を促す梅干しは乗り物酔いにおすすめです。
【あめ】
梅干し同様、飴も唾液の分泌を促します。
また、糖分の補給にもなるので、低血糖を防いでくれます。
【ミント系ガム】
ガムも唾液を分泌させます。
酔い止めに効果が期待できるペパーミントのガムは、すっきりできるしリフレッシュにも最適です。
まとめ
空腹でも満腹でも、乗り物酔いを起こしやすくしてしまう恐れがあります。
乗り物酔いしやすい人は、出かける前に食事を適量食べておくほうが良いでしょう。
旅行などで遠出するときは、きちんと朝食を摂ってから出かけるのがベスト。
その際は、胃の負担になりにくい食べ物を選んでくださいね。