汗をかくことの多い夏は、汗疹(あせも)ができやすくなります。
あせもは子どもだけでなく、大人にもできます。
痒いからと掻きむしってしまうと、跡が残ったり肌トラブルの原因にもなってしまいかねません。
かゆくてつらいあせものケアはどのようにすれば良いのでしょうか。
化粧はどうする?
どれくらいで治る?
大人のあせもについての疑問をまとめました。
あせもが顔に大人の肌トラブル
あせもが顔にあると大人は困ることも多々ありますよね。
もちろん子どもだって困りますが、大人は仕事などで人と接することも多く、そんなときにあせもでブツブツした肌はできる限り他人には見せたくないもの。
営業だったり販売職だったり、人前に出ることの多い職業だとなおさらです。
あせもとは
↓
汗が皮膚表面に出にくくなる
↓
汗が汗管の中に溜まる
↓
それにより小さな水ぶくれができる
という流れで発生します。
あせもには種類があります。
「水晶様汗疹」
「紅色汗疹」
「深在性汗疹」
の3種類がそうですが、日常的によくみられるあせもは最初の2種類がメイン。
白いあせも。
汗孔が汗で塞がって汗が溜まってしまったために発生する、透明で小さな水ぶくれ。
自覚症状や炎症はほとんどない。
水疱はやがて破れてはがれ、自然に治ることが多い。
【紅色汗疹】
赤いあせも。
皮膚の真皮層に汗が溜まり炎症を起こしたもの。
かゆみ・痛みを伴う赤いブツブツが密生して生じる。
汗をかくと刺すような痛痒さを感じる。
汗をかきやすく、尚且つ汗が乾きにくい部位はあせもができやすくなります。
顔でいうと、髪の生え際や前髪で隠れる額部分はあせもができやすいところですよね。
顔にあせもがあると化粧はどうする?
顔にあせもがあると化粧をどうしようかと悩みますが、あせもに限らず肌トラブルがあるときはあまり皮膚に刺激を与えないようにするのがベストです。
管理人の知人もあせもができやすいタイプです。
彼女はあせもができているときは、最低限の化粧にとどめると話していました。
参考までに彼女の化粧ポイントをご紹介します。
・あせも部分には何も塗らない
・ポイントメイクはいつも通り
ノーメイクで過ごせるときは完全ノーメイクで。
紫外線も肌のダメージにつながるので日焼け止めはつけるそうです。
でも汗腺を塞ぐとあせもが治りにくくなるので、あせも部分には絶対につけないようにしているとのこと。
ファンデーションはつけないか、いつもより薄く。
これもあせもは避けてつけます。
薄く塗っているぶん心配な紫外線対策は、日傘や帽子をフル活用している様子でした。
上記はあくまでも彼女個人の化粧法ではありますが、どうしてもメイクする必要があるときはそうしているそうです。
あせもの程度にも個人差があるので、参考までに。
あせもはどれくらいで治る?
あせもはどれくらいで治るのか、気になるところですよね。
これも個人差があることなので一概には言えません。
あせもの状態にもよりますし、そこからどんなセルフケアをしてきたかにもよります。
白いあせもは、処置が正しければ2~3日で自然に回復します。
【紅色汗疹(赤いあせも)】
赤いあせもは炎症を起こしている状態なので、状態にもよるけれど大体は回復に1~2週間程度かかります。
あせもの回復には適切な対処が必要です。
あせもの対処法
・汗は濡れたタオルなどでこまめに拭き取る
・あせも部分を清潔にしておく
・汗で湿った状態にしない
・掻きむしらない
・汗はなるべくかかないようにする
・汗で湿りやすい衣類は着ない
・できるだけ汗はすぐにシャワーで洗い流す
・水分を摂る
汗はかかないこと。
汗が出たらすぐに拭き取り、洗い流すこと。
水分不足で汗の濃度が濃くなってしまうと、あせもの状態も悪くなるようです。
こまめな水分補給も忘れてはいけませんね。
まとめ
あせもは痒いので掻きむしりたくなる気持ちは分かりますが、掻くと症状が悪化してしまいます。
かゆみがひどいときは冷やした濡れタオルで軽く押さえるなどして、工夫して乗り切ってくださいね。
適切な処置をすれば、あせもが治るのも早くなるはず。
また、あせもだと思っていたら違う病気だった、ということも考えられます。
あまりにあせもの症状がひどいときや、「これって本当にあせもかな?」と不審に思うことがあれば、迷わず皮膚科を受診しましょう。