毎朝のように、起きると喉が痛い。
そんな症状で悩んでいませんか?
イガイガしたり、ヒリヒリしたり、のどの痛みは不快なものです。
この起床時の喉の痛み、もちろん原因があります。
なぜのどが毎日痛むのか、原因を知って適した対策を取りましょう。
朝起きると喉が痛いのが毎日
朝起きると喉が痛いのが毎日だ。
そんな不快感が続いているのならば、やはり疑うべきは睡眠中の状態でしょう。
まずはチェックをしてみましょう。
□ 部屋が乾燥している
□ いびきをしている
□ 鼻づまりである
チェックにたくさん当てはまるようなら、毎朝の喉の痛みは無理のないことかもしれません。
のどの痛みを誘発する要因として考えられるのは、何らかの疾患を抱えている場合もあります。
例えばシェーグレン症候群といった、分泌腺の異常により全身が乾く病気も存在します。
甲状腺の病気なども、異常に喉が渇く症状が出ることもあります。
喉の渇き以外に、ほかにももし気になる点があるようならば、病院で一度診てもらうことをおすすめします。
そのような疾患がない、という前提で、寝起きの喉の痛みの原因を探るとすれば、考えられるのはただ一つ。
ほとんどの場合、それは「乾燥」からきていることが多いのです。
朝起きたら喉がイガイガ 原因はなに?
朝起きたら喉がイガイガ。
気道がチクチクしたり、咳込んだり。
のどがカラカラに渇いて、水分が欲しくなることもありますよね。
寝起きの喉の痛みに悩まされる方は、えてして寝ているときに口を開けている方が多いものです。
口を開けると、口内が乾きます。
水分が失われて、ひどいと気管の粘膜が炎症を起こしたりすることも。
口呼吸が癖になっている方は多いのではないでしょうか。
一旦くせになってしまった口呼吸は、なかなか改善できないものです。
睡眠中は特に、意識して鼻呼吸に戻すこともできないので、完全な口呼吸で寝ている状況になっています。
これでは、毎朝のどが乾燥して痛むのは、仕方のないことですよね。
要は口呼吸による乾燥が、毎朝ののどの痛みの原因。
乾燥すると粘膜が乾き、喉がカラカラになります。
乾燥する冬に喉が痛みやすくなるのは、そのためです。
鼻呼吸に戻せば、この喉のイガイガはすぐに良くなる可能性は高いです。
私たちの鼻はとても優秀。
冷えて乾いた外気を吸っても、デリケートな肺や気管支に悪影響を及ぼさないように、吸った空気を温め加湿します。
また、空気清浄機のように空気中に含まれている菌やほこりなどをキャッチし、体内に入り込むのを防ぐ役割もあるのです。
鼻呼吸であれば、この鼻の機能を十分に発揮できるのですが、口呼吸だとダイレクトにそのままの空気が気管支や肺に入り込んでしまうので、喉が渇いたり痛みが出たり、炎症を起こしてしまうのです。
朝起きると喉が痛いなら対策はこれ
朝起きると喉が痛いなら対策としてはこのような方法があります。
マスクを着用して、寝ているあいだ口呼吸をしても、喉に乾燥した空気が入り込まないようにしましょう。
口だけを覆うようにして、鼻は出すようにマスクをつけてみてください。
うまくいけば、鼻呼吸の訓練にもなるかもしれません。
② エアコンをつけない
エアコンは空気を乾燥させます。
喉のためには、寝るときはつけないほうが良いですね。
しかし気温によって寝づらいこともあるかと思います。
そんなときは空気を乾燥させないために、加湿器などを使用するのをおすすめします。
でも、加湿器がない!という場合、次の方法をお試しください。
① 浴室を開けておく
浴槽にお湯が溜まっている状態で、浴室のドアを開けておきます。
浴槽の蓋も開けておいてくださいね。
② 洗濯物を室内に干す
室内に濡れた洗濯物を干すことによって、空気中の湿度が増します。
③ お湯を沸かす
やかんでも電気ポットでもいいので、寝る前にお湯を沸かして、蒸気で空気を加湿しましょう。
上記の方法で加湿するにしても、マスクの着用はおすすめです。
呼気に含まれた水蒸気を再び吸うことによって、喉は十分に潤されるはずです。
まとめ
毎朝の寝起きの喉のカラカラ、痛み、不快感は、なかなかつらいものです。
すぐできる対処法としては「マスクをすること」ですが、やはり根本的原因である「口呼吸のクセ」を改善することが一番。
鼻づまり等が普段からあれば、これを改善するのは大変だと思います。
しかし口呼吸のクセが、気道や肺の状態を悪くして、鼻の状態に影響を及ぼしている可能性がないとも言い切れません。
本来、呼吸は鼻でするのが自然です。
口呼吸は癖になっているだけなので、意識して改善するようチャレンジしてみてください。