風邪をひいた時に口にするものって、迷いますよね。
風邪と一言でいっても、食欲がないときもあれば、あるときもあります。
また、風邪の症状もその時によって違うから、
「こんなとき、なにを食べれば良いのかな?」
なんて思います。
風邪で体調が優れないから、手の込んだ料理はしたくないし……
そんなときに選ぶべき食べ物、飲み物には、どんなものがあるのでしょうか。
風邪の時に食べるといいものってなに?
風邪の時に食べるといいものとは何なのでしょうか。
一般的に言われているのが「消化の良い食べ物」ですよね。
確かにそのとおり。
風邪のときは身体がウイルスと戦っています。
食べ物を食べると、消化のためにエネルギーが使われます。
ですから「始めから消化の良いもの」を食べておくことで、胃腸の負担を軽減するのに役立つのです。
風邪をひいているときは、極力消化の良い食事を心がけて、安静にしているのが一番です。
「食欲はあるから」と言って、ガツガツ食べるのはあまりおススメできません。
逆に食欲がなければ、無理をして食べないほうが、胃腸に負担をかけず良いともいいます。
最低限の栄養を確保して、ゆっくり休むのがいいですね。
風邪をひいた時、食べ物はこれを選ぼう【症状別】
風邪をひいた時、食べ物はどんなものを選べば良いのでしょうか。
一言で「風邪」と言っても、症状はさまざま。
症状別に摂ると良いものをご紹介します。
● 咳が出ているとき
咳が出ているときの食事は、喉の刺激にならないものを基準に選ぶとよいですね。
ゼリーやアイスクリーム(バニラ系)、湯豆腐、茶わん蒸し、スープなど、のどをするっと通るような食べ物を選んでください。
ダメなのは固い食べ物や辛いもの。
炎症を起こしている喉には、刺激を与えないことが重要です。
● 鼻づまりのとき
鼻が詰まって通りが悪いときは、温かいものを食べましょう。
湯気で鼻のとおりも良くなりますよ。
おかゆや雑炊、うどんやスープなど、湯気の立った温かいものを基準に選ぶようにしてください。
● 熱があるとき
熱があるときは、身体の水分が失われやすくなっています。
こまめな水分補給は欠かさないでください。
食事でいえば、やはりおかゆやスープ、お吸い物など、水分の多いものがおススメ。
身体が熱すぎるようなら、ゼリーやプリン、ヨーグルトやアイスなど、ひんやりした喉越しのものが心地良く感じます。
● 吐き気があるとき
吐き気があるなら、無理に食べないほうが良いでしょう。
しかし脱水症状を起こしやすいので、水分補給をしっかりと。
栄養が心配なので、スポーツドリンクや栄養の入ったゼリー、経口補水液などを口にしておいてください。
基本的には、風邪をひいたら温かいものを食べて、体を冷やさないようにするのが一番です。
しかし喉が炎症を起こしていたり、熱があるときなどは、臨機応変に「ひんやりした食べ物」を食べても良いですね。
風邪をひいた時の飲み物はどんなものがいい?
風邪をひいた時の飲み物は、どんなものが良いのでしょうか。
まず、水分はしっかり摂ってください。
水か、水で薄めたスポーツドリンクはおススメです。
(スポーツドリンクは糖分が多いこともあるので、水で薄めて飲むのがいいでしょう)
水でもスポーツドリンクでも、冷蔵庫には入れず常温のものを飲むようにしてください。
身体を冷やさないために、冷たいものは飲まないほうが良いです。
あとはやはり、温かい飲み物。
生姜湯や、はちみつをお湯で溶いたもの、ねぎスープなど、体を温める飲み物を選びましょう。
まとめ
風邪の定番の食事と言えば、おかゆや雑炊、煮込みうどんなどでしょうか。
これらのよく煮込んだ温かい料理は、身体を温めてくれて消化も良く、やっぱり風邪の時には食べたくなりますよね。
独り暮らしの方や、普段家庭で料理を担当されている方が風邪でダウンすると、なかなか食事にも困ってしまいます。
でも最近はレトルトのおかゆなども、コンビニ・スーパーで結構出ています。
体調不良のときに無理に料理しなくても、レトルト食品で乗り切るのは正しい方法。
風邪はゆっくり休んで休養するのが一番です。
無理をせず、乗り切ってくださいね。