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花粉症で肌がヒリヒリする!花粉症皮膚炎を知っていますか?

投稿日:2018年1月20日 更新日:

花粉が飛散する時期になると、なぜか肌荒れがひどい。
敏感肌になり、ヒリヒリ、チクチクする。

そんなあなたは「花粉症皮膚炎」かもしれません。

花粉による肌荒れは、普段のお手入れではなかなか改善できない場合も。
皮膚が花粉によって炎症を起こしている状態ですから、当然と言えば当然ですよね。

花粉症で肌トラブルを抱えている方必見の、花粉対策をご紹介します。

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花粉症で肌がヒリヒリするのはなぜ?

花粉症で肌がヒリヒリするのは、皮膚に花粉が付着することによって炎症を起こしてしまっているからです。

花粉症で悩む大半の人は、主にスギ・ヒノキをアレルゲンとしているのではないでしょうか。
春はスギやヒノキ以外にも、たくさんの植物の花粉が飛散しており、花粉症の方にはつらい季節だといえます。

花粉が舞う春は気温や気候が変動しやすく、乾燥しやすいのです。
さらに紫外線量も徐々に増えていき、私たちの肌はダメージを受けやすくなっています。

肌への負担が大きい時期ですから、そもそも肌トラブルを起こしやすい状態になっているのです。

皮膚のバリア機能は低下してしまい、そこへ花粉が付着することによって、さらにかゆみやピリピリ感、赤みなどが悪化してしまいがちに。

さらに花粉症の症状で、目や鼻はトラブルを抱えがちです。
目のかゆみ、涙。
鼻のかゆみ、鼻水など。

目や鼻を強くこすってしまうと、こすること自体が皮膚を傷めます。

ただでさえ皮膚のバリア機能が低下しているところに、強くこするなどの刺激を与えてしまうと、皮膚はさらに炎症を起こし悪循環に。

このような花粉による皮膚の炎症を、「花粉症皮膚炎」といいます。

花粉症皮膚炎の症状とは

花粉症皮膚炎の症状はどんなものなのでしょうか。

症状は人により様々ですが、概ね次のような症状が多く見られます。

当てはまるからといって、必ずしも全ての方が花粉症皮膚炎であるとは言い切れません。
しかし花粉の飛散する時期になるとこのような症状が出てくる場合は、一度花粉症皮膚炎を疑ってみたほうが良いかもしれません。

● 肌がピリピリ・チクチクとした刺激を感じる
● 小さく赤い湿疹ができる
● 目や鼻の周りの皮膚だけ色が違う
● 顔など皮がむける
● 部分的に粉吹き肌になる
● 肌がこすれるとヒリヒリする

程度によってはただれたり、まぶたが腫れるなど、症状が強く出てしまう場合も。

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花粉による肌荒れは単なる肌荒れではありません。

皮膚が花粉によって炎症を起こしているのなら、程度によっては皮膚科を受診するのをおすすめします。

花粉症の肌荒れ対策

花粉症の肌荒れ対策として、セルフケアできることはどんどんやっていきましょう。

大前提として、花粉症皮膚炎になってしまったら、皮膚科を受診してご自分に合う薬を処方してもらうのが一番です。

しかしセルフケアをすることは、悪化するのを防ぐのにも有効です。
花粉症の肌荒れの軽減のためにも、ぜひやってみてくださいね。

花粉の肌荒れ・花粉症皮膚炎の予防と対処法

● 顔や首を極力外気に触れないようにする

花粉による肌荒れが顔に出やすいのは、顔が外気に触れているから。
顔に花粉が付着することによって、かゆみや赤みなどの症状が出てしまうのです。

なので顔や首に花粉が触れないようにするのが、最も容易な花粉による肌荒れ対策です。

マスクをつけてメガネをかける。
首はストールなどで覆ってしまう。

などといった方法で、できる限り外気に触れないように気をつけましょう。

● 外出時はメイクをする

お肌の状態によってですが、花粉を避ける、という意味ではメイクをするのも花粉対策になることも。

お化粧で肌をガードして、素肌への花粉の付着を防ぎましょう。

● 帰宅したら顔を洗う

花粉の時期は帰宅後すぐに顔を洗うことをおすすめします。

手洗い・うがいはもちろん、顔を洗って、付着した花粉を即落とすように習慣づけましょう。

● 保湿をしっかり

乾燥はお肌の大敵。
ただでさえ花粉の飛ぶ乾燥しやすい時期は特に、保湿クリームなどでしっかりと保湿を心がけてくださいね。

保湿が充分なら、肌トラブルはかなり抑えられるはずです。

まとめ

花粉症による肌荒れは、目や鼻など肌をこすることでさらに悪化することもあります。

かゆみがひどいと掻きむしってしまいたい衝動に駆られますが、お肌の健康のためにはNG。
掻いてしまうと、目の周りなどは皮膚が薄いので色素沈着もおこしてしまいがちです。

セルフケアを徹底して、花粉の時期をなんとか乗り切っていきましょう!

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