お彼岸

春のお彼岸の準備 お彼岸までにやっておくことと当日の過ごし方

投稿日:2018年1月21日 更新日:

春のお彼岸は春分の日を中日として、その前後の3日間を含んだ7日間をいいます。

お彼岸は先祖を供養する大切な日。
準備をしっかり進めて、滞りなく過ごしたいものです。

春のお彼岸でやるべきことをまとめました。
お彼岸までにやっておくことを把握しておき、準備万端にしておきましょう。

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春のお彼岸の準備をしよう

春のお彼岸の準備は、なにをすれば良いのでしょうか。

特に初彼岸、初めて迎えるお彼岸の場合は、故人のために充分に準備をしておきたいものです。

そんなに難しいことは何もありません。
やるべきことは、次のとおりです。

① お彼岸入りの前に仏壇や仏具をきれいにしておく
② 供花・供物をそなえる
③ お墓を掃除する

そして春のお彼岸では「ぼたもち」を供えます。
ぼたもちは牡丹餅と書き、その名のとおり牡丹の花に見立てたもの。

このぼたもち、秋のお彼岸では「おはぎ」と呼ばれます。
おはぎは「お萩」。
萩の花に見立てているのです。

ぼたもちもおはぎも同じものなのに、呼び名が違うのは、季節に咲く花に見立て、呼び方を変えているからなのですね。

なので春のお彼岸に用意するのは「ぼたもち」なのです。

お店では最近、どれも「おはぎ」として販売している傾向があります。
でもせっかく季節によって使い分けている文化があるので、それに倣って、春のお彼岸にはちゃんと「ぼたもち」と呼びたいものですよね。

そしてお彼岸の前準備として、お墓参りをするときに使用するものを揃えておきましょう。
チェックしておいてくださいね。

□ ロウソク
□ 線香
□ ライター・マッチ
□ お花やしきみなど
□ お供え物
□ 数珠
□ ほうき・雑巾
□ ゴミ袋
□ 手桶・ひしゃく
(霊園・墓地で貸してくれることも)

春のお彼岸の過ごし方

春のお彼岸の過ごし方は、やはり家族そろってのお墓参りでしょう。
お彼岸の中日である春分の日には、お墓参りをして故人を偲び、先祖の供養をしたいものです。

お墓参りには特に「こうしなさい」という作法のようなものはありません。
でもマナーやある程度の順序は、頭に入れておいたほうが気持ちが楽ですね。

お墓参りのマナーと作法

① お墓の掃除

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まずはお墓の掃除です。

雑草を抜いたりゴミを拾ったり、枯れた花を取り除きます。
墓石は水をかけて洗い、周辺も掃き掃除しましょう。

② 供花や供物をそなえる

花立に水を入れてお花を立てましょう。
お供え物として、故人の好きだった食べ物などを墓石の前に置きます。

注意点として、供物を置くときには直接置かず、半紙などの上に置くようにします。

③ 線香に火をつける

④ ひしゃくで水をすくい墓石にかける

⑤ しゃがんでから合掌、一礼する

⑥ 後始末をする

ゴミはきちんと持ち帰りましょう。
お線香も燃やし切ってくださいね。

手桶や柄杓を借りたならきちんと返却します。

お供え物は、みんなでその場でいただきましょう。
それか持ち帰っても大丈夫。
とにかく、食べ物飲み物をそのままにして帰らないよう気をつけましょう。

お墓参りだけではありません。

家に仏壇があれば、お線香を焚き、供花や供物を備えます。
ぼたもちも忘れずに。

お彼岸の「彼岸」とは極楽浄土のこと。
お彼岸にご先祖様や故人の供養をすることで、極楽浄土へ行くことができるのだとされています。

初彼岸であれば特に、お寺で行われる彼岸会(ひがんえ)と呼ばれる法要に参加するのも良いことです。

春のお彼岸の食べもの

春のお彼岸の食べ物は、宗派などによっても違います。

基本的には精進料理が一般的だといえるでしょう。

精進料理とはご存じのとおり、肉や魚を使用しない料理です。
野菜や果物、豆類・穀物・海藻などを使って料理したお食事を、お供えします。

お肉も魚も入っていない精進料理では物足りない気もしますが、滅多にない機会です。
素朴な味付けで、素材の味の活きた精進料理を楽しみましょう。

または、故人の好きだった料理をお供えする場合も多いですね。

どちらにしても、大切なのは先祖を供養し故人を偲ぶことです。

まとめ

毎日忙しい日々で、なかなか改めて先祖や故人を思う機会はありませんが、だからこそお彼岸には、故人を偲んでお墓参りをしたいものですね。

お墓参りのあとは故人の思い出に浸りながら、ぜひ家族みんなでお彼岸料理をいただきましょう。

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