冷え対策

暖房で顔だけ熱い!それって冷えのぼせかも 顔のほてりの対策法

投稿日:2018年1月3日 更新日:

寒い時期、暖房のついた室内にいると、顔だけが赤くなることないでしょうか?

ほっぺたが真っ赤になって、熱を持つ。
体は冷えているのに、顔や頭にだけ熱が溜まり、のぼせたようになってしまう。

それは「冷えのぼせ」と呼ばれる状態かもしれません。

そんな暖房とのぼせへの対策法、まとめました。

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暖房で顔だけ熱い!それって冷えのぼせかも

暖房で顔だけが熱い。
頭がぼーっとするほど暑い。
顔が真っ赤になって恥ずかしい。

そんな思いを頻繁にしている方は要注意。
「冷えのぼせ」は重い冷え性の症状です。

「冷えのぼせ」は、冬の暖房の効いた室内に入ったときはもちろん、気温差が激しい状況下なら夏場でも起こります。

この冷えのぼせの不思議なところは、顔は熱いのに体は冷えているということ。
手足の指先などの末端は、しもやけになるほど冷え切っていたりするのです。

重度の冷え性である冷えのぼせをチェックしてみましょう。

□ 手足が冷たい
□ 暖房にあたったり運動したりすると、上半身だけが熱っぽくなる
□ 手のひら・足の裏に汗をかきやすい
□ 冷たいものを飲むとトイレが近くなる

症状には個人差がありますが、これらにあてはまると「冷えのぼせ」である可能性は高いです。

では、この冷えのぼせという「冷えているのにのぼせてしまう」ちぐはぐな症状、どうして起こってしまうのでしょうか。

冷えのぼせの原因と改善

冷えのぼせの原因を知り、改善していきましょう。

冷えのぼせの状態になってしまうのは、主に血行の悪さが原因です。
ほかの冷え性の症状と同様に、やはり冷えのぼせも血行不良からくる場合が多いのです。

体熱は血液によって体のすみずみまで運ばれますが、血行が悪いと静脈などの流れが悪くなり、末端から冷えが進みがちになります。
すると体温を一定に保つ役割を持つ「自律神経」が、バランスを崩してしまうことも。

自律神経のバランスが崩れてしまうと、頭部だけがほてり、下半身や手足だけが冷たい、「冷えのぼせ」の状態になってしまうのです。

顔のほてりというと、更年期の症状としてみられる「ホットフラッシュ」などがあります。
症状が同じなので「更年期かも」と思う方もいますが、もちろんそれだけではありません。

更年期に関係なく、10代や20代でも顔のほてりに悩まれる方はいます。

近年のエアコンの普及で、温度調整された空間に馴染んでいる層の人たちのなかには、体温調整の機能をうまく使えない人が増えていると言います。

冷え性が進行すれば、誰もが顔のほてりに悩まされる可能性はあるのです。

この「冷えのぼせ」を改善するには、「上手に体を温めること」。

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冷えのぼせの人は体温コントロールがうまくいっていない状態。
それは自律神経の体温調整機能がうまく働いていないためです。

ですから冷えている部位はとことん冷えていて、ただ顔だけが熱を持って熱い、といった状態に陥ってしまっているのですね。

冷えのぼせは、基本的には「冷え性」が重くなっているものですから、冷え性を改善すれば、必然的に顔のほてりは落ち着いてくるはずです。

では、冷え性を解消して冷えのぼせを起こさなくするためには、どうすれば良いのでしょう。

暖房で顔がほてる対策

暖房で顔がほてる対策は、冷え性を根本的に改善すること。

冷え性の改善というと、よくある解消法で「お風呂で体を温める」などがありますが、これには冷えのぼせの方は注意が必要です。

冷えのぼせは重度の冷え性により起こる状態ですから、冷えのぼせの人の体はかなり冷えているということです。
入浴は良いのですが、体の芯まで温まるのを待っていると、ただでさえ顔に溜まりがちな熱がさらに増し、のぼせやすくなってしまいます。

冷えのぼせなら長湯は禁物。
頭がぼーっとしたり、ふらつきを覚えることもありますから、適度を心がけましょう。

また、冷え性の人はタートルネックの服などを着ることも多いかもしれませんが、気温差で顔が熱を持ち始めたときに、すぐに着脱できない衣服はやめておいたほうが無難です。

寒いときはできればマフラーやストール、ネックウォーマーなどを利用して、いざというときはすぐに外せるようにしておきましょう。
こまめに着脱し、体温調節するといいですね。

そして顔がほてって熱を持つと、思わず冷やしたくなるとは思いますが、場所によっては冷やしすぎに注意です。
上半身、主に肩から頭にかけてを冷やすと、全身の冷えがひどくなる恐れも。

頭に熱が溜まりすぎて頭痛がするとか、気分が悪いなどというときは冷やすのも仕方ありませんが、ちょっと顔がほてっているからといってすぐに冷やそうとはしないでください。

では、冷えのぼせタイプの冷え性の人は、どこを温めれば良いのでしょうか。

それは首の後ろと、お腹やお尻、足首。
ここだけは冷やさないように、気をつけてくださいね。

これらの部位を重点的に温めて、熱のこもりやすい顔や手のひら、足の裏などは、気持ち悪いほど熱がこもったら軽く冷やすようにします。

自律神経のバランスがうまく復活するまで、自力でこまめな体温調整を心がけましょう。

まとめ

冷えのぼせの状態はつらいものです。
頬が真っ赤になるだけでなく、熱っぽくて茹ったようになることもあり、ひどいとめまいを起こすことも。

たかが冷えのぼせと思わず、重度の冷え性であることを自覚して、上手な体温調整を頑張ってみてください。

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