気がつくと膝が冷たい。
なんてこと、ありませんか?
寒いから膝が冷えるということもありますが、体のほかの部位はそんなに冷えを感じなくても、なぜか膝のあたりだけにひんやり感がある、なんて現象があります。
特に痛みがあるわけではないけれど、膝だけが妙に冷たい。
なぜか膝が温まりにくい。
そんな不思議な【膝の冷え性】についての原因と対策をご紹介します。
膝の冷えの原因はなに?
膝の冷えの原因は、一つではありません。
それぞれの生活習慣などによって、考えられる原因もさまざま。
膝の冷えのもととなる要因を挙げておきます。
当てはまるもの、心当たりのあるものを探してみましょう。
□ 生足を出すことが多い・薄着である
寒い日に足を出すファッションをしていると、当然足は冷えます。
単純な話ですが、やはり薄着は体を冷やしてしまうもの。
膝は関節ですから、足のほかの部位(太ももやふくらはぎ)よりも脂肪や筋肉量が少ない分、ダイレクトに冷えを感じやすいところです。
膝の冷えを感じやすいのならば尚更、足を出すファッションはやめておいたほうがいいですね。
□ 膝への負担が多い
ただ立っている、歩いているだけで、膝には大きな負担がかかっています。
立ち姿勢が悪かったり、歩き方に変な癖があったりすると、体は重心のバランスを崩してしまいがちです。
すると更なる負担が膝にかかり、膝周りの筋肉も硬直してしまいます。
結果、固くなった筋肉が血流を滞らせ、血行不足で膝が冷えてしまうことも。
□ 自律神経の乱れ
ストレスや不規則な生活が続くと、自律神経もやはり乱れがちになるもの。
体の働きをコントロールする自律神経が乱れてしまうと、全身、あるいは局所的な冷えなども起こりやすくなります。
□ 運動量が足りない
外出はほとんど車。
運動はしない。
そんな方は要注意。
熱は筋肉がないと作られません。
筋肉量が少なければ、当然冷えを感じやすくなります。
ひざの関節も硬くなりますし、関節が硬くなると血行も悪くなります。
これは冷え性全般に言えることですが、運動やストレッチで体を動かし、ある程度の筋肉をつけなければ、冷え性の根本的解決にはならないのです。
膝の冷え対策
膝の冷え対策としては、原因に合わせた方法を取り入れることをおすすめします。
② 姿勢を正す
③ 歩くときに膝に負担をかけない
④ ストレスを溜めない
⑤ 運動を習慣づける
直接的な冷えに自覚がある方は、膝を冷やさないように気をつける。
姿勢や体のバランスが悪いようなら、姿勢を正すようにする。
ストレスは適度に発散して、運動を習慣づける。
これらの冷え対策は膝だけではなく、もちろん全身の冷え解消にも良いものです。
冷えの主な原因は血行不良です。
血行を良くする生活習慣や良い姿勢を保つことで、膝の不快な冷えの緩和につなげましょう。
膝を温めるグッズを上手に使おう
膝を温めるグッズを使うのもおすすめです。
膝の冷えは痛みにつながることもあります。
冷えを改善するにはある程度の体質改善が必要ですが、今すぐにどうにかしたい冷えには、膝を外側から温めることで応急処置しましょう。
手軽な方法は、サポーターで温めること。
|
基本的に冷やさないように、冷え取りソックスなどを穿くのも良いでしょう。
|
|
膝用湯たんぽなんてものもあります。
|
冷えたままで放置しているより、何かしら温めたほうが膝のためにも良いことです。
このようなグッズをうまく使って、膝を冷えから守りましょう。
しかしサポーターなどのグッズを使うのは一時的な対処法であり、根本的な冷え改善にはなりません。
体質を冷えに強くするように持って行くことを、常に意識しておきましょう。
まとめ
膝の冷えは放置しておくと、さらなる血行不良になる可能性もあります。
冷えて筋肉も凝りやすくなり、コリや痛み・不快感などから動きも制限され、運動不足になってさらなる筋肉量の低下があるかもしれません。
たかが冷えと甘く見ず、早めの改善をしたいところですね。