エアコンで暖房をつけているけど、上だけ温まって足元は冷たいまま、なんてことありますよね。
肝心の足元が寒いと、暖房をかけていてもその温かさを実感できずもったいない!
エアコンの温かさを部屋全体に行き渡らせるためにはどうすれば良いか。
効率の良い室内の温め方と、部屋が温まらない意外な原因と対処法をまとめました。
エアコンの暖房で上だけ温まる
エアコンの暖房で上だけ温まるのは「冷たい空気は床にたまり、温かい空気は上にたまりやすい」という空気の性質によります。
冷気は部屋の下のほうで溜まってしまうので、部屋の上の方だけが暖かいという状況になってしまうのです。
これを解消するには、部屋の空気を循環させること。
温まらないからと設定温度を上げても上のほうだけが更に暖まり、頭がのぼせてしまう、なんてことになりかねません。
部屋全体を暖めるために、まずは以下の定番方法を試してみてください。
暖房を部屋全体に行き渡らせる方法
⒈ エアコンの風向きルーバーを下向きにする
冷気は下に溜まっているので、最初にエアコンを動かすときは風向きを下に向けて温かい風を送りましょう。
⒉ 部屋がある程度暖まったら、体に風が当たらないように風向きを変える
暖房の風で下のほうが温まってきたら、風向きを体に直接当たらない位置に向けます。
風が当たると寒く感じてしまうので、ある程度暖めたら向きを変えましょう。
⒊ サーキュレーターや空気清浄機などで室内の空気をかき混ぜる
一旦床のほうも温まったとしても、そのままでは再び暖かい空気は上のほうへと溜まってしまいます。
サーキュレーター等で部屋の空気をかき混ぜて、部屋全体が一定の温度になるように調節しましょう。
エアコンで暖房かけても足元が寒い
エアコンで暖房をかけても足元が寒いとき、ただサーキュレーターを回しておけば問題解決!というわけにはいかないこともあります。
それでも足元が寒い場合、考えられる原因はいくつかあります。
【すきま風】
窓やドアは閉めていても、ちょっとした隙間から冷えた外気は侵入してきます。
すき間があればテープなどを使ってすきま風を防ぎましょう。
【窓】
窓はすき間がなくても熱の逃げやすい場所です。
断熱シートをつけたりして、窓から暖かい空気が逃げないように工夫を。
厚手のカーテンを天井から床まで垂らし、壁全体を覆うようにすると、熱がさらに逃げにくくなります。
【すだれなど】
すだれやオーニングといった日よけグッズを、夏が終わってもずっとかけ続けていることはないでしょうか。
冬は日中の太陽光をしっかり室内に取り込むために、すだれなど窓を覆うものは取り外しておくと良いでしょう。
カーテンも日中は開けておいたほうが、室内も暖まりやすいです。
エアコンの暖房で温まらないときに試したい方法
エアコンの暖房が暖まらないときは、ほかにも原因があるかもしれません。
以下のポイントをチェックしてみましょう。
・エアフィルターの汚れ
・パワーセレクト機能
・換気扇をつけている
・室外機
【設定温度を確認】
一旦部屋が暖まると、それ以上温め過ぎないように温風が出なくなることもあるようです。
もう一度設定温度を確認してみましょう。
【エアフィルターの汚れ】
フィルターが汚れていると充分な風量を出せず、暖房の効果が弱まります。
定期的なフィルターのお掃除を。
【パワーセレクト機能】
この機能がONになっていると電流を制限してしまうので、暖まりにくくなることも。
暖房が効かないと感じるときは、一度チェックしてみましょう。
※すべてのエアコンについているわけではありません
【換気扇をつけている】
換気扇をつけていると、上に溜まりがちな暖かい空気が逃げ出してしまいます。
【室外機】
室外機の吹き出し口が何かによって塞がれていると、うまく暖まらないことがあります。
物を置いて塞いでいないか、雪が室外機の前に積もっていないかを確認しましょう。
まとめ
エアコンの暖房で上だけしか暖まらないからと、むやみに温度設定を高くすると、頭のほうだけ温かくなりのぼせなどの原因になってしまいます。
サーキュレーターで空気をかき混ぜるなどと工夫をして、効率よく部屋を暖めましょう。