寒い夜、布団に入ってもなかなか温まらず、眠れない…。
特に冷え性の人にとって、冬の夜はつらい時間ですよね。
実は、布団の中をしっかり温めるにはちょっとした“コツ”があります。
今回は、冷え性さんでもぐっすり眠れる「布団を温める方法」と「快眠のための工夫」をご紹介します。
今すぐできる!布団を温める7つの方法
① 寝る30分前に“予熱”しておく
一番効果的なのは、寝る少し前から布団を温めておくこと。
布団乾燥機の「暖めモード」や電気毛布を使えば、入った瞬間からぬくぬくです。
電気毛布を一晩中つけっぱなしにすると乾燥や低温やけどの原因になるので、
「寝る前の30分だけON」→「寝る直前にOFF」がおすすめ。
② 湯たんぽを足元に置く
昔ながらの湯たんぽは、じんわり温かさが続く優秀アイテム。
足元の血流を促すことで、体全体がポカポカしてきます。
冷えが強い方は、もう一つをお腹の上(みぞおちあたり)に置くのも◎。
※やけど防止のため、必ずカバーやタオルを巻いて使用しましょう。
③ 布団乾燥機の「温めモード」を活用
冬場は布団が冷たく湿気を含みがち。
寝る前に布団乾燥機で10分温風を通すだけで、ふっくら&ぽかぽかの布団になります。
特に羽毛布団は温風で空気がふくらみ、保温性がぐっとアップします。
④ 敷布団の下にアルミシートを入れる裏ワザ
意外と見落としがちなのが「下からくる冷気」。
ベッドや床からの冷たさを遮断するために、
敷布団の下にアルミシートや断熱マットを入れるのも効果的です。
体温が逃げにくくなるので、朝までぬくもりが続きます。
⑤ 寝具の素材を見直す
布団やシーツの素材選びも大切です。
・掛け布団:羽毛やウールなど、通気性が良くて保温性が高いもの
・敷きパッド:フリースやボア素材など、体の熱を逃がさないタイプ
・毛布の位置:掛け布団の“上”に毛布を重ねると熱が逃げにくくなります
素材の組み合わせで、体感温度が2〜3℃変わることもあります。
⑥ 寝る前のドリンクで体の内側から温める
温かい飲み物を一杯飲むのもおすすめです。
白湯、生姜湯、カモミールティーなど、体を中から温めてくれるものを選びましょう。
カフェイン入りの飲み物(コーヒー・緑茶など)は覚醒作用があるため、就寝前は避けたほうが◎。
⑦ お風呂のタイミングを工夫する
寝る直前に熱いお風呂に入ると、逆に深部体温が下がりにくくなって寝つきが悪くなります。
理想は就寝の1〜2時間前に38〜40℃のぬるめのお湯でリラックス入浴。
湯上がり後の体温がゆるやかに下がるタイミングで、自然と眠気が訪れます。
冷え性の人がやりがちなNG習慣
- 厚着しすぎて汗をかく → 蒸れて逆に体が冷える
- 電気毛布を一晩中つけっぱなしにする → 乾燥&低温やけどの危険
- 寝る直前までスマホを見る → 交感神経が優位になり、血流が悪化
冷えを防ぐには「温めすぎず、ほどよい保温」がポイントです。
ぐっすり眠れる「温めバランス」を意識しよう
人の体は、深部体温が下がると眠くなる仕組みになっています。
布団の中を温めすぎると、体温調整がうまくいかず逆に寝つきが悪くなることも。
「冷えないけれど、少しひんやり気持ちいい」くらいの温度が理想です。
温める→保温する→温めすぎない、のバランスを意識しましょう。
💤 深部体温が下がると、人は自然に眠くなる
🔍 深部体温とは、体の内部(脳・臓器・筋肉など)の温度のこと。
手足などの皮膚温が上がって熱が放出されると、深部体温が下がり、眠気が起こりやすくなる仕組みです。
私たちの体は「体温のリズム」とともに眠るようにできています。
日中に高かった体の中心温度(=深部体温)は、夜になるとゆるやかに下がり、脳や体に「休息のサイン」を送ります。
この体温低下がスムーズに起こるほど、入眠がスッと楽になり、眠りも深くなるのです。
そのため、寝る前に軽く体を温めておくことがポイント。
お風呂や温かい飲み物、湯たんぽ・電気毛布などでいったん体を温め、
その後の「ゆるやかな温度下降」を助けると、より自然に眠りへと導かれます。
まとめ
布団を温める方法はいくつもありますが、
大切なのは「外から温めて」「中から冷やさない」工夫を組み合わせること。
湯たんぽや布団乾燥機で心地よいぬくもりを作り、リラックスした気持ちで眠りにつきましょう。
今日から、寒い夜も“あったか快眠”でしあわせな朝を迎えられますように🌙
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