引っ越しが決まったら、やらなければならないことがたくさんあります。
でもどれから手をつけていいものなのか、悩みますよね。
少しでも早めに終わらせたいけれど、どんな流れで進めれば正解なのでしょうか。
各種手続きや、そのタイミング。
引っ越し手続きにおいて必要なものは何なのか。
引っ越し前のすることリストと、手続きの順番をまとめました。
お引っ越しの際の参考になれば幸いです。
引っ越しの手続きの流れ
引っ越し手続きの流れをきちんと把握しておかないと、いざ引っ越しをする際になって、漏れがあると後々面倒です。
また、引っ越し手続きにはある程度の時間を要するものがあったり、タイミングがずれると新居での生活が不便になったりする可能性もあります。
新生活を快適に過ごせるように、手続きは早めに、スムーズに進めましょう。
引っ越し手続きの流れとしては、大まかにいうと次のとおりです。
① 新居の契約
② 現住居の解約(①と②は逆の場合もあり)
③ 引っ越し前手続き
④ 引っ越し
⑤ 引っ越し後手続き
引っ越し前にやる手続き。
引っ越し後にやる手続き。
次の章で、これらを順に詳しく記します。
引っ越し手続きの順番
引っ越し手続きの大体の順番をまとめました。
現住居の解約と、新居の契約を済ませたあとの流れです。
引っ越し前にやることリスト(1か月前)
□ 駐車場の解約
現住居の解約とともに忘れてはならないのが、駐車場の解約です。
無駄に駐車場料金がかからないように、できれば引っ越しの1か月以上前には済ませておきましょう。
□ 子どもの転校届
子どもがいれば、転校の旨を学校の担任の先生に伝えましょう。
転校届を提出することになるでしょうが、各自治体によって多少異なりますので、担任の先生の指示に従ってください。
□ 引っ越し業者を選ぶ
引っ越しラッシュの時期に、直前になって引っ越し業者を選ぶのはおすすめできません。
最悪、予定が詰まって引き受けてもらえないこともあり得ます。
早めに決めて、確保しておきましょう。
□ 固定電話・携帯電話の住所変更
固定電話は「116」へ電話するか、インターネットにて手続き。
携帯電話は携帯ショップかインターネットで。
電話関連は時間を要することが多いので、早めに手続きを。
□ インターネット回線の移設手続き
契約プロバイダに連絡。
ホームページを確認してみましょう。
□ 転出届を提出する
現在住んでいる地区の区役所に印鑑と身分証明書を持参して、転出証明書を発行してもらいます。
□ 印鑑登録の廃止
現在住んでいる地区の区役所の窓口で。
登録印と印鑑証明書を持って行ってください。
□ 国民年金・国民健康保険の手続き
現在住んでいる地区の区役所で。
保険証と国民年金手帳、印鑑を持参してください。
会社員であり、会社で健康保険や年金に加入している場合であれば、この手続きは不要です。
□ 各種福祉関連の手続き
印鑑と転出証明書を持って、現在住んでいる地区の区役所へ。
□ 不用品処分
粗大ごみや、不要な家電を処分しておきます。
ゴミの回収業者に頼むのもよいですが、私が個人的にお世話になったのが「シルバー人材センター」。
普通のごみ回収業者よりもかなりお得に、粗大ゴミの回収をやっていただきました。
お住いの地域にシルバー人材センターがあって、そちらがゴミ回収の依頼も受け付けているようならば、かなりおすすめです。
□ 電気・ガス・水道の手続き
それぞれの会社に、電話かホームページから移転手続きを。
□ 金融機関の手続き
銀行やクレジット会社、保険会社への住所変更のお知らせをします。
□ NHKへ住所変更の連絡
ホームページ、あるいは電話で。
□ 郵便物の転送手続き
郵便局の窓口へ行くか、インターネットで。
引っ越し後14日以内に済ませるべき手続きもなかにはあるので、早めに済ませるようにしましょう。
□ 転入届の提出
転居先の市役所・区役所・役場で。
転出証明書と印鑑を持参。
□ マイナンバー住所変更
転入届を出す際に一緒に済ませましょう。
マイナンバーカードか、作っていない場合は通知カード、転出証明書(転入届を出したあとなら表面記載事項変更届)、身分証明書、印鑑が必要。
※ 表面記載事項変更届は役所内で入手できます。
□ 印鑑登録
身分証と実印登録をする印鑑を持って、転居先区役所へ。
□ 転入学届
学校へ通う子どもがいる場合。
区役所で書類を発行してもらい、指定された学校へ。
□ 国民年金の登録住所変更
印鑑と国民年金手帳を持参し、区役所へ。
□ 国民健康保険加入手続き
転出証明書、印鑑、保険証、身分証明書を持って区役所へ。
□ 運転免許証の登録住所変更
本籍が記載された住民票、免許証、印鑑が必要。(他都道府県の場合は写真を1枚)
所轄警察署か、転居先の運転免許試験場へ。
□ 車の登録住所変更
新しい住民票と、実印、自動車保管場所証明書、自動車検査証、自動車損害賠償責任保険証明書を持って、陸運局事務所へ。
□ 各種福祉関連の手当手続き(同市区町村なら不要)
転居先の区役所で申請。
引っ越しの手続きでいるものは
引っ越しの手続きでいるもの、印鑑、実印、住民票、保険等の証明書、身分証明書、年金手帳、保険証などは必ず必要となりますので、ひとまとめにして用意しておくことをおすすめします。
間違っても引っ越し荷物の中に詰め込まないようにしてくださいね。
引っ越しの住所変更等の手続きの際には、印鑑や書類はまとめて持っていけばスムーズに済ませられます。
ご自分やご家族が加入しているサービスや、受けている手当など、各家庭によってさまざまですので、必ずリストアップした表を作成しておいたほうが良いでしょう。
手続き漏れのないように、「手続きが終わったらチェック」を忘れずに。
まとめ
引っ越しでやることや住所変更等の手続き、やらなければならないことはたくさんあって、混乱してしまいますよね。
だからこそ、早めに手続きが可能なものは、ササっと済ませてしまうと気持ちが楽です。
ただでさえ荷造りなどで忙しい引っ越しですから、市役所でするべき手続きは一度で済ませるなど、効率よくこなしていきたいものですね。