引っ越ししたら、やっておくべきことの一つとして、近所の方へのご挨拶があります。
でも引っ越しの挨拶に伺っても、留守がちのご家庭ってありますよね。
何度か訪問しても会えない。
相手の方のお仕事や生活パターンがまだつかめないので、どの時間帯に伺えば在宅されているのか見当がつかない。
引っ越しの挨拶についての疑問、解消しておきましょう。
引っ越しの挨拶が留守でできないときの対処法
引っ越しの挨拶に行ったら留守だったときの対処法としてはまず、
● 訪問する時間帯を変えてみる
という方法があります。
基本的には新居での「引っ越しの挨拶」に伺う時間帯は、明るい日中のほうがふさわしいです。
ベストなのは午後。
早朝や夜遅くに訪問することはマナー違反です。
食事時やその準備で忙しそうな時間は、できればやめておいたほうが良いですね。
とはいえ、一旦出かけられたら夜遅くまで帰ってこないような生活サイクルの方だと、会えるときに挨拶していないとほかにチャンスがありません。
ササっと挨拶を済ませて置くのも一つの方法です。
さらに頭を悩ませるのが、どの時間帯に行っても会えない方。
案外いらっしゃいますよね。
生活サイクルがまったくつかめない。
もしくは、生活音や室内にいる気配はあるのに出てこない。
例えばチャイムの不調だとか、本当に訪問に気づかれていないこともありますが、中には居留守を使っているような方もいらっしゃいます。
このご時世、防犯のために居留守する方も珍しくはありません。
あまり近隣と関わるつもりはない主義なんて人もいらっしゃいますよね。
そんなときは相手の気持ちを汲み、無理に顔を合わせて挨拶しなくても良いでしょう。
たまたま玄関先で会ったりしたらそこで挨拶をすればOKです。
挨拶の品も、渡せそうならその場で持ってきて渡します。
相手が急いでいる様子などが窺えたら、挨拶品を渡すことに躍起にならなくていいので、ただ「よろしくお願いします」の挨拶だけにとどめておいて構いません。
まったくいつ会えるか分からないとき、このような方法もあります。
● 挨拶の品・手紙を宅配BOXかポストに入れておく
挨拶品や挨拶の手紙を、宅配BOXやポストに入れておき、それで挨拶完了としてもOKです。
顔を合わせる機会があれば当然、口頭でも挨拶はしますが、そうでなければ挨拶状だけでも構いません。
まったくなんの挨拶もしないよりは、簡単な手紙やメモで構わないので、挨拶の言葉はかけておくことをおすすめします。
引っ越しの挨拶は留守なら手紙でも
引っ越しの挨拶に行って留守だったら手紙でも良いので、簡単な挨拶を済ませておきたいものです。
そこで引っ越し挨拶の手紙の例文をご紹介します。
はじめまして。
〇月〇日に〇号室に越して参りました、〇〇と申します。
今後ご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、よろしくお願いいたします
この度お隣に越して参りました〇〇です。
ご不在のようでしたので、お手紙にてご挨拶させていただきます。
色々とご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
はじめまして。〇〇と申します。
〇月〇日に〇号室に引っ越してまいりました。
新しい土地で不慣れなことも多く、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、何卒よろしくお願いいたします。
例文を基にアレンジを加えて書きましょう。
間違ってもノートの切れ端などは使用しないようにしてくださいね。
できれば一筆書きの便箋などを使うと、丁寧な印象です。
挨拶品も一緒にポストや宅配BOXに入れておくのも良いのですが、その際、お菓子などの食品はやめておいたほうが無難です。
まだ会ったことのない、顔も知らない人が置いていった食べ物を、口にすることをためらう方は多いもの。
挨拶品はタオルや洗剤などの「食品以外のもの」にしておいたほうが良いです。
とはいえすでに買ってあるのなら、わざわざ買い替えることもないでしょう。
その際はお手紙だけでも構いません。
引っ越しの挨拶をしないのはアリ?
引っ越しの挨拶をしない、というのはありなのでしょうか?
訪問しても常に不在だったりすると、「もう挨拶しなくてもいいかな」なんて思ってしまいますよね。
例えば女性の一人暮らしであるのなら、防犯のためにもあえて「引っ越しの挨拶はしない」のも間違いではありません。
管理人さんや大家さんにのみ挨拶をして、ほかの住人の方には顔を合わせたときにご挨拶する感じで大丈夫です。
とはいえ災害時や、なにか困ったトラブルが発生したときに、ご近所の方と顔見知りになっておくことは大切です。
単身でも可能であれば、引っ越し挨拶はしておきたいものですね。
単身ではなく家族で越してきた場合、引っ越しの挨拶はしておくべきでしょう。
子どもがいたりすると、地域とのつながりも深くなります。
コミュニティーに参加する機会も増えますので、近隣の方へのご挨拶と顔見せは、家族全員でやっておくのが良いです。
引っ越しの挨拶に伺っても相手が不在で会えない場合でも、手紙だけでも良いので、とりあえずは挨拶を済ませておきましょう。
まとめ
引っ越して新たな生活が始まるときです。
可能な限り近隣の方には挨拶をしておきたいですよね。
相手が留守がちでなかなか会えなかったとしても、手紙で挨拶しておくことで、印象は変わってきます。
顔を合わせる機会があったら、直接の挨拶も忘れずにしておきましょう。