引っ越しには欠かせない「荷造り」。
でも引っ越し前は住所変更等の手続きなどで、なにかと忙しいものです。
毎日仕事にも行かないといけないし、帰宅するのは夜。
お休みもなかなか取れない。
これでは荷造りをする時間もありませんよね。
引っ越しの日にちも近いのに荷造りが進まないのは、とっても不安なものです。
時間がないときの荷造りはどうしたら良いか、解決策のご紹介です。
引っ越しの荷造りができない!時間がないときはどうする?
引っ越しの荷造りができない。そんな時間がない。
そういうときは、よく言われる「引っ越しの荷造りのコツ」などを頭に入れておいたところで、余計に時間を食う可能性があります。
引っ越し準備の時間が取れないときに、「この引っ越しを機に断捨離を」とか「新居で分かりやすいようにきれいに仕舞っておこう」などと考えていると、進むものも進みません。
もちろん、捨てても良いものはどんどん捨てる。
わかりやすいように分別する。
ということは必要ではありますが、時間がない現状ではなによりスピード重視です。
新居でも断捨離はできます。
いまは悩まずにどんどんダンボール等へ詰め込みましょう。
具体的には下記のように引っ越しの荷造りをしてみると、驚くほど速く箱詰めが進みますよ。
② それ以外をすべて箱に詰めていく
シンプルですが、だからこそ悩む時間もなく、ただ黙々と荷作り作業をしているだけでいいのでおすすめです。
単純作業に徹していると、案外手の動きは早くなるものです。
そして「旅行に行くときに必要なもの」は、毎日の生活に欠かせないものであり、ほとんどの場合それらがあれば、目下の生活は事足りるはず。
それとは別に、通帳や印鑑、引っ越し手続きに必要な書類関係はクリアケースなどに一纏めにしておくと良いでしょう。
くれぐれも引っ越し荷物の中にしまい込まないように、気をつけてくださいね。
引っ越しの荷造りを効率的に
引っ越しの荷造りを効率的にする方法・心構えをまとめておきます。
① 使う道具は余裕をもって用意しておく
ダンボールやガムテープ、マジック等、引っ越しの荷造りに使用するグッズは、多めに用意しておくのをおすすめします。
道具がなくて買いに走る時間は、もったいないものです。
② 1か所ずつ荷造りしていく
「効率的に、効率的に」とあまりに意識し過ぎると逆に陥りやすいのが、「あれもこれも」と詰め込もうとしてしまうこと。
例えば【本】一つとっても、リビングに置いてある本と寝室に置いてある本を同じ【本】の箱に入れようとしてはいませんか?
同じ【本】のジャンルなんだから、同じ箱に入れて良いような気がしますが、それだと結構時間がかかります。
引っ越しの荷造りのコツは、「1か所ずつ荷造りしていく」こと。
その収納棚にあるものは、どのジャンルのものであっても同じ箱に詰めていく。
引き出しに色んな物が混在していても、同じ箱に詰めていく。
この方法は悩む時間もなくて済みますし、結果として、実は効率的な方法でもあります。
多くの場合、すべての家具を新調でもしない限り、引っ越し後も使用する家具は同じです。
すると引っ越してからも同じような収納に収まるでしょう。
それならジャンルで箱詰めするのではなく、「場所」で区切って箱に入れて行くほうが効率的だといえるのです。
閉じた箱にはマジックなどで「場所」を書いておくのをお忘れなく。
引っ越し先で荷造りを解くときに、どこの場所の荷物かが分かるようにしておきましょう。
③ 箱の中にきれいに詰め込もうとしない
きっちり隙間なく詰めるのは引っ越しの梱包の基本ではありますが、割れ物や繊細な物でない限り、あまりそこにばかり意識を向ける必要はありません。
ダンボールに余裕があるのなら、多少の隙間があってもどんどんフタを閉じましょう。
仮にダンボールがなくなっても、近所のスーパーやドラッグストアでいただいてくることもできます。
ダンボールを埋めることにばかり意識が向くと、「1か所ずつ」荷造りができなくなります。
ついつい「違う場所」にあるものも詰め込もうとしてしまうんですね。
今はとにかく時間短縮が目的ですから、細かいところは考えないで作業を進めましょう。
引っ越しの荷造りが間に合わないときは
引っ越しの荷造りが間に合わない。
どうしても荷造りにかける時間が取れない。
状況によっては、そんなこともあるでしょう。
引っ越し当日が迫っている今、取れる選択肢は限られています。
以下の方法を試してみてください。
① 引っ越し業者に相談する
引っ越し業者のスタッフさんに荷造りを手伝ってもらえないか、相談してみましょう。
もちろんオプション料金は取られるでしょうから、金額も確認しておいてくださいね。
とはいえ繁忙期であれば、予定が詰まっていて難しいかもしれません。
荷造りが間に合わないと思ったら、悩んでいる暇はないので、とにかく引っ越し業者の方に聞くだけ聞いてみてください。
② 荷造りや梱包を手伝ってくれるサービスを利用する
引っ越し業者がダメでも、荷造り・梱包を手伝ってくれるサービスは存在します。
「荷造り代行サービス」や、狙い目なのが「シルバー人材センター」。
その地域にもよりますので、必ず依頼できるかは保証できませんが、確認してみる価値はあります。
特にシルバー人材センターであれば、料金もかなりリーズナブルに抑えられるかもしれません。
③ 現住居の大家さんや管理会社に相談する
いよいよ間に合わないとなれば、最悪退居までの日数を延ばしてもらうしかありません。
ただし、すぐに次の入居者が入ることになっている場合は、是が非でも退去しなければなりません。
また、日割りで家賃を払うなど、出費は免れません。
退居日に出て行けないことは思いもよらない金額を請求されるかもしれませんので、できればやめておいたほうが良いでしょう。
それでも紹介したのは、大家さんや管理会社によるところが大きいからです。
大家さんや管理会社によっては、快くOKしてもらえる可能性はあります。
聞くだけ聞いてみれば、相手の対応によっては、いい結果につながるかもしれません。
まとめ
引っ越しの荷造りは余裕をもって取り組みたいところですが、多忙な日々の合間にやっていくのは大変ですよね。
でも効率的にこなしていくと、案外スムーズに終えられることもあります。
終わりがないような梱包作業ですが、終わらないことは決してないので、なんとか乗り切っていきましょう。
最後に引っ越しの荷造りのコツをもう一つ。
荷造りは大変だし疲れるしで本当にイヤになりますが、自分が「引っ越し業者のスタッフ」になったような気持ちで「無心に」作業していると、面白いほどサクサク進みますよ。