引っ越しなどで冷蔵庫を移動する。
新しい冷蔵庫を買うので、今ある冷蔵庫を処分する。
などといったときに必要となるのが、冷蔵庫の水抜き。
冷蔵庫を守るためには水抜きが必須ですが、そうそうやる機会のないことですから、水抜きの手順やタイミングに迷うことも多いはず。
冷蔵庫の水抜きのやり方をご紹介します。
どうぞご活用ください。
冷蔵庫の水抜きはいつやるのか
冷蔵庫の水抜きはいつやるのが正解なのでしょうか?
水抜きは早めに済ませておくのがベストです。
今ではあまり見かけませんが、古い型の冷蔵庫は冷凍庫内に霜がつくこともあります。
この直冷式の冷凍庫であれば、霜が完全に溶けるまで待つ時間も考慮しなければなりません。
季節にもよりますが、2~3日前には電源を切っておいたほうが良いですね。
それほど古くはない、ここ数年に発売された冷蔵庫であれば、引っ越しや移動させる日の前日にコンセントを抜いておけばOK。
もちろん水抜きをする日までに、冷蔵庫内の食材は片づけておくこと。
1~2週間前からこの日に合わせて冷蔵庫内の食材を減らし、消費できるように計算しておくことをおすすめします。
特に夏場などは、食材も傷みやすいです。
大量に残ってしまっており使いきれないような食材は、もったいないですが処分してしまったほうが良いかもしれません。
傷んだものを口にしてお腹を壊す羽目になるより、いっそ処分しておきましょう。
冷蔵庫の水抜きのやり方
冷蔵庫の水抜きのやり方は、以下のとおりです。
② 冷蔵庫のコンセントを抜く
③ 翌日、水受けトレイに溜まった水を捨てる
④ 冷蔵庫、冷凍庫内の水気を拭いておく
手順自体はとても簡単です。
蒸発皿と呼ばれる水受けのトレイ(タンク)は、お使いの冷蔵庫によって違います。
冷蔵庫の下部にあるタイプを多く見かけますが、小さめの機種などは背部にあることもあります。
また、水受けタンクがないタイプの冷蔵庫もあり、そちらは排水口へと水を流しています。
お使いの冷蔵庫がどのタイプのものか、確認しておいてくださいね。
取扱説明書があれば必ず記載してあるはずですので、目を通しておきましょう。
冷蔵庫の水を抜いたら、庫内の水分を拭き取ることをお忘れなく。
霜が付くタイプの冷凍庫であれば、完全に溶けきる前に、タオルや新聞紙等を水が流れてこないように詰めておくのもおすすめです。
冷蔵庫の再起動の時間は?
冷蔵庫を再起動させる時間も大切です。
移動させた冷蔵庫はすぐに電源を入れてはいけない、という話を聞いてことはありませんか?
これはなぜかというと、冷蔵庫を運ぶ際にはどうしても本体を揺らしてしまうから。
振動がずっと与えられたり、横に傾けて運ばれることで、冷蔵庫のコンプレッサー内にあるオイルが冷却装置に流れ込むことがあります。
このような冷蔵庫が不安定な状態のときに電源を入れてしまうと、最悪故障してしまう恐れもあるのです。
引っ越し先での搬入や据付が終わったとしても、すぐに冷蔵庫の電源を入れるのは、念のためにやめておきましょう。
移動後の冷蔵庫に電源を入れる時間は、1時間ほど置いてから。
振動を与えられた冷蔵庫も、1時間ほどで状態は落ち着きます。
ただしこれも冷蔵庫の機種によっては、時間を置かなくても、設置後すぐに電源を入れて大丈夫なものもあります。
最新式の冷蔵庫がその傾向にあります。
家電や機械はやはり機種がさまざまです。
取扱説明書を読むか、それがなくて分からないようであれば、念のためにも1時間ほど時間を置いてからコンセントを差し込むようにしてみてください。
また、電源を入れたからといって、すぐに食材を詰め込んではいけないのでご注意を。
冷蔵庫内が完全に冷え切るまでは、ある程度の時間がかかります。
これも季節によりますが、冬季では3~5時間程度、夏季では10時間ほどもかかることも。
結構待たなければいけません。
でもここで冷蔵庫に食材等を詰め込んでしまうと、余計に冷えにくくなってしまいます。
庫内が充分に冷却できるほど冷えている状態になってから、食材を入れるのが望ましいですね。
まとめ
いかがでしたか?
ちなみに水抜きは冷蔵庫だけではなく、洗濯機にも必要です。
洗濯機の水抜きのやり方はこちら
洗濯機の水抜きをしなかったらどうなる?水を抜く必要性とやり方
冷蔵庫の水抜きはきちんとしていないと、運搬や搬入の際に、ほかの荷物やトラックの荷台などを濡らしてしまうかもしれません。
必要なことですので、忘れずにやっておきましょう。