引っ越しをする際に、必要になるのが引っ越しの挨拶です。
特に新築や中古の戸建てを購入して引っ越すとなると、これから長い付き合いになるご近所の方々への挨拶は、きちんとしておきたいものですよね。
しかし引っ越し挨拶をするのは良いのですが、向かいのお宅がアパートだった場合は、一体どうすれば良いのでしょうか。
引っ越しの挨拶で向かいがアパートだったら
引っ越しの挨拶で向かいがアパートだったら、どの程度挨拶すべきか迷いますよね。
一般的に引っ越しの挨拶は「向こう三軒両隣」といいます。
向かいにある3軒と左右2軒のお宅は、今後新しい家で暮らしていくなかで親しくさせていただく機会が多いもの。
「引っ越してきました」のご挨拶は、やはり欠かせません。
でも、お向かいの家がアパートやマンションだった場合、引っ越しの挨拶はどのようにすればよいのでしょうか。
そのアパートに住んでいる方々にも挨拶をするべきか。
すべてのお部屋にあいさつ回りをするのか。
考えてしまいますよね。
引っ越しの挨拶で向かいのお宅がアパート・マンションといった集合住宅である場合は、基本的には1軒1軒挨拶して回る必要はないでしょう。
しかし引っ越しの際、どうしてもなにかと騒がしくしてしまいますよね。
引っ越し業者のトラックなど、駐車の問題もあります。
道路事情によって「ちょっと迷惑をかけてしまうかな」という不安があるようなら、「ご迷惑をおかけします」のご挨拶はしておいたほうが良いかもしれませんね。
その際も特に一部屋ずつ挨拶に回るのではなく、顔を合わせたら、騒がしくしてしまうお詫びと、「今後よろしくお願いします」の挨拶を軽くしておけばOKです。
もし管理人さんや大家さんがアパート内にいらっしゃるようなら、そちらには一言声をかけておきましょう。
アパートの住人の方全員には挨拶の品・粗品は用意しなくても大丈夫ですが、アパート内に大家さんがいる場合は、用意しておいたほうが無難です。
引っ越しの挨拶はいつ?訪問するタイミング
引っ越しの挨拶はいつ、やっておくものなのでしょうか。
向かいのアパートの方には、顔を合わせたらとにかく挨拶をしておいたほうが無難です。
初対面だし、もしかして住人さんではない可能性もありますが、アパートから出ていらした方には笑顔で挨拶しておけば間違いはありません。
そのほかのお宅、両隣にお住いの方には、きちんとした引っ越しのご挨拶が必要です。
訪問するタイミングとしては、引っ越し当日が良いですね。
引っ越ししたその日に、ご挨拶に伺うのがベストです。
もし引っ越し作業が遅くなり、訪問するにはためらわれる時間になったら、翌日にしておきましょう。
引っ越しのご挨拶に行っても、通勤等でなかなか会えないことも多々ありますが、できるだけ早めに挨拶はしておきたいものです。
もちろん引っ越し当日の作業中に、ご自宅を出入りされる住人の方と顔を合わせる機会はあるかもしれませんが、そのときも軽い挨拶は済ませておいたほうが良いでしょう。
バタバタしていますので、粗品は後で、落ち着いてちゃんとご挨拶できるときでOKです。
引っ越しの挨拶はいくら?相場はどれくらい?
引っ越しの挨拶はいくらくらいの品を差し上げれば良いのでしょうか。
相場としては、大体300円~500円。
新築一戸建てへの引っ越しであれば、500円~1,000円程度の物を用意しておくといいでしょう。
挨拶品はごく一般的なものにするのなら、やはり洗剤やタオル、ラップ、その地域の指定ゴミ袋などですね。
日持ちするものであれば、お菓子でも大丈夫です。
のしは紅白の蝶結び(花結び)を使用します。
水引きの上に書くのは「ご挨拶」。
水引きの下には「苗字のみ」を入れます。
引っ越しのご挨拶ですから、苗字を入れるのをお忘れなく。
顔を合わせて、名前を覚えてもらうのが目的です。
また、ご挨拶の際にはできれば一家そろってやっておきたいものです。
家族の顔を知っておいたほうが、お互い安心ですよね。
もしかしたら、向かいのアパートの方の中に、今後親しくさせてさせていただく方がいらっしゃるかもしれません。
気が合ってすぐお友達になれそうな方にも出会える可能性があります。
向かいのアパートの住人さんには基本的に粗品は不要ですが、接触頻度によっては、ちゃんとご挨拶の品を渡しておきたいということもあるかもしれません。
そんなときのために、挨拶の品は少し多めに用意しておくといいかもしれませんね。
まとめ
新居への引っ越しは大変ですが、新生活はワクワクするものです。
近隣の方々と円滑なコミュニケーションが取れるように、まずは引っ越しの挨拶をきちんと押さえておくことが重要です。
また地区によっては「班」や「組」などに所属する場合もありますが、そんなときはその地区の組長さん、町内会長さんなどにもご挨拶しておくと良いかもしれません。
基本的に引っ越しのご挨拶は「今後よく会う方」「親しくさせていただく方」にするものです。
向こう3軒両隣にこだわり過ぎず、合う機会の多そうな方には引っ越しの挨拶は済ませておきたいですね。
気持ちよく挨拶を済ませて、新居での生活を楽しんでくださいね!