チョコレートをレンジで溶かそうとしたら大変なことに!
トロトロに溶けた美味しそうなチョコを期待していたのに……
レンジから取り出すと固まって分離していたり、一部焦げていたり。
電子レンジなら、湯せんで溶かすより簡単にできそうですが、微調整が案外難しいものなのです。
チョコをレンジで失敗させたら
チョコをレンジで失敗させた。
その場合、大体2つの結果になっていると思います。
② チョコレートが焦げたように固くなってしまった
チョコレートが分離したり焦げたりしてしまう原因は、電子レンジの高温加熱が原因です。
電子レンジは水分に反応して食品を温めます。
チョコレートの場合はこの水分が含まれていないので、高温で熱を加えすぎると分離したり、焦げやすくなってしまうのです。
電子レンジでチョコレートを溶かす正しいやり方は、次のとおりです。
② 耐熱ボウルに刻んだチョコを入れる
③ 500w~700wの場合、50秒~1分ほど加熱する
④ 取り出してゴムベラでよくかき混ぜる
⑤ 10~20秒再度加熱し、よく混ぜる
⑥ 溶け具合を見ながら、10秒ずつ加熱
まだまだチョコの固まりが残っており、完全に溶けていないように見えても、かき混ぜると余熱で溶けます。
むしろ余熱で溶かすものなのだと考えておいてください。
よくかき混ぜ、艶が出たら完成です。
ゴムベラは必須アイテムです。
チョコレートはテンパリングが命なので、必ず用意しましょう。
もしくは電子レンジの弱モード(200wくらい)で、チョコの溶け具合を見ながら加熱していく方法もあります。
レンジにかけて4~6分したら、取り出してかき混ぜる。
その後10秒くらいずつの「加熱」と「かき混ぜ」を繰り返しましょう。
正しい方法で再度やり直すのも良いのですが、失敗したチョコを捨てるのはもったいないですよね。
電子レンジで失敗してしまったチョコをよみがえらせる方法を、次の章でご紹介します。
チョコがレンジで固まる
チョコがレンジで固まった。
油脂とドロドロチョコレートの固まりに分離してしまった。
こうなってしまうと、いくらかき混ぜていてもチョコレートはまとまってくれません。
これをまとめるためには、再び温めることが必要です。
① レンジ10秒加熱
② 取り出してよくかき混ぜる
③ レンジ10秒 → かき混ぜを繰り返す
電子レンジには個体差があり、クセがあるので、確実とは言えませんが、ちゃんと様子を見ながらこれを続けていれば、チョコレートがトロリとまとまる可能性は十分にあります。
もう一つ、分離したチョコレートを戻す方法をご紹介。
② レンジで10秒加熱
③ 取り出してかき混ぜる
④ 10秒加熱 → かき混ぜを繰り返す
おかしくなってしまったチョコレートの結晶に、結晶がきれいなままの新しいチョコレートを足すことで、安定した状態に戻す方法です。チョコが余っていたら、試してみてくださいね。
チョコがレンジで焦げる
チョコがレンジで焦げる。
焦げ焦げになると復活は不可能ですが、一部が焦げたようになる、モロモロに固まった感じになった、などという場合、次の方法を試してみてください。
① 生クリームか牛乳を沸騰する直前まで温める
② 小さじ1杯程度、モロモロになったチョコにかける
③ よくかき混ぜる
④ 小さじ1加え → よくかき混ぜるを繰り返す
面倒だからと一度にたくさん生クリーム(牛乳)を加えないように注意してくださいね。
必ず少量ずつ足すこと。
水分が多過ぎると今度は固まらなくなります。
あまりに加熱し過ぎて焦げ、固くなりすぎていると、チョコレートの脂肪分は溶けなくなってしまいます。
こうなると復活は不可能です。
焦げ程度のひどいものは下手に口にしないほうが良いですが、それほどでもなければ、ほかの方法で消費しましょう。
● ホットミルクに溶かしてココアにして飲む
● 一口大に丸めてアルミホイルに並べ、トースターで焼く(焼きチョコ)
● ホットケーキやクッキーに混ぜ込む
などで消費するのも良いでしょう。
案外、おいしいものに変化するかもしれませんね。
まとめ
手作りチョコって簡単なようで、案外繊細で難しいものですよね。
でもきっと手間がかかったぶん、おいしいチョコが完成するはずです。
チョコレートを使ったお菓子作り、楽しんでくださいね!
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