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風邪で関節痛なのに低体温なのは何故?熱の出ない風邪の不思議

投稿日:2017年10月20日 更新日:

風邪ひいたかな……
関節痛に筋肉痛。
体はだるいし、頭も痛くて熱っぽい……

なんて思って熱を測ると、まさかの34℃台!

そんなこと、ありませんか?

風邪をひいたのに体温が低いのは何故なのでしょうか。

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風邪で関節痛なのに低体温?

風邪で関節痛などの症状があるのに、どういうわけか、熱を測ると体温が低い。
明らかに熱っぽいし、頭もぼぉーっとするのに、熱がない。

私自身、そういう体質なのです。

「これ絶対熱あるな」
なんて思っても、熱がないどころかいつもより低かったり。

普段から体温低めで、ほとんど35℃台な私。
でも「風邪っぽいな」「なんか体痛いな」なんてときに熱を測ると、34℃台しかなくて驚くこともあります。

これが常々謎でした。
そしてこの度また謎の関節痛・筋肉痛に襲われています。
もちろん、熱はなし。35,1℃でした。

通常、風邪をひくと体温は上がるはずですよね。
熱が出ないということは、これは風邪ではないのでしょうか?
そんな疑問も浮かんできますよね。

でも、風邪をひいても低体温ということはあるそうです。
熱が出ない・体温がいつもより低いなんてときも(持病があるとかほかの病気に心当たりがなければ)、風邪の症状が出ていればそれはきっと風邪でしょう。

普段から低体温の人は特に、風邪をひいても「熱が出にくい」なんてこと、ありませんか?

私もまさにそんなタイプです。

そしてそういうタイプは、風邪からの回復に時間がかかる傾向がありますよね。

体内に侵入したウイルスと戦うために、体は熱を出します。
熱でウイルスをやっつけるのだから、熱が出ないと風邪はなかなか治りにくくなります。

低体温の人が風邪をひくと長引きやすい理由は、そのためです。

ウイルスがやっつけられずいつまでも体内に残りがちだから、治りも遅くなるのですね。

風邪なのに低体温になる原因とは

風邪なのに低体温になる原因には、どんなものが考えられるのでしょうか。
考えられる原因をまとめてみました。

① これから発熱する

今はまだ熱が出ていないけれども、これから発熱するところかもしれません。

風邪をひいたとき、まず全身の諸症状が出てから熱が出る場合もあるのです。
肩や腰が痛いな、と思っていると、その後熱が出たり。
発熱と症状のタイミングは、必ずしも同時に出るわけではないのですね。

② 熱は出ていたが、測るときには下がっていた

実は熱がちゃんと出ていたけれども、測るときには下がっていることも多いのです。

特に普段が低体温だと、発熱しても37℃前後だったりしませんか?
そうすると、37℃くらいまで一度は上がっていたけれど、その際の発汗によって熱が下がった可能性もあります。

汗はご存じのとおり、熱を下げるために身体が分泌するものです。
ですから発汗すると、当然熱は下がります。

平熱が低いと特にそうなる傾向があると個人的に感じるのですが……
たとえ微熱でも、発熱したあと急速に、いつもより低体温になりませんか?

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珍しく37℃の熱が出たと思うと、しばらくしたら34℃台になってしまったり。

症状が強かったときは熱があったのかもしれません。
その後、発汗で体が冷やされて体温が下がった、ということも考えられます。

③ 現在、脇の下に汗をかいている

いま汗をかいているせいで、熱がうまく測れていない、なんてこともないとは限りません。
念のため。

汗を拭き、落ち着いてから測り直してみてくださいね。
実は熱、あるかもしれませんよ。

④ 解熱剤を飲んだ

風邪かな、と思って、まず風邪薬を飲んだりしませんでしたか?
あるいは頭痛薬とか飲まなかったでしょうか。

そういう場合、薬で熱が下がってしまったのかもしれません。

個人的な考えですが、私たちのような低体温さんは、あまり風邪薬を多用しないほうがいいと思っています。
ただでさえ低い体温を、解熱の効果でさらに下げてしまうことになりかねませんから。

⑤ そういう体質

風邪をひいても体温が上がりにくい体質があるそうです。
確かに、体質って人それぞれですよね。

普段から低体温だと、36℃台後半で結構ツラくなりませんか?

このつらさを周りの人にあまり解ってもらえないのが、地味に切ないですよね。

低体温の風邪の改善方法

低体温の風邪に、改善方法はあるのでしょうか?

いっそ熱が出て一気にウイルスをやっつけたほうが、断然風邪の治りは早いです。
しかし体温が低い風邪は、どうしても長引きがちに。

低体温は免疫力も低下させます。
免疫力が低ければ、風邪と戦えるはずがありませんよね。

こうなったら、自力で熱を生むしかありません。

つまり大切なのは「体を温める」こと。

風邪をひいたかな、と思ったら、熱がなくても低くても、まず安静にして体を温かくします。

冷たいものは禁止です。
飲み物も食べ物も、温かいものを口にするようにしてください。

お風呂で温まるのはいいのですが、いままで私が出会った低体温の人は、ことごとくのぼせやすい人ばかりでした。
温度の急激な変化に弱いのでしょうか?
私自身もお風呂は大好きですが、すぐにのぼせてしまうので、あまり時間をかけて入れません。

のぼせ体質でなければ、ゆっくり温まるのも良いと思います。
ただし湯冷めしないよう、気をつけてくださいね。

低体温の風邪を改善するには、早めに休養を取り、とにかく体を温めるのが一番です。
これに勝る、風邪からの回復法はありません。

まとめ

どんなに体温が低くても、風邪は風邪。
症状が出ているということは、体を休めなさいのサインであるといえます。
つらいときは無理せず、ゆっくりと過ごしましょう。

あまりに長引く場合、風邪以外の可能性も無きにしも非ずです。
ご自分の身体と相談して、早めに受診してくださいね。

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