ちょっとおしゃれなレストランの料理に、そっと添えてあるローズマリー。
果たして食べても良いものなのか、悩んだことありませんか?
ローズマリーは食べられるのか。
生の場合は?
乾燥しているものならOK?
ローズマリーへの素朴な疑問にお答えします!
ローズマリーは食べてもいいのか
目の前には美味しそうなお料理。
そこにそっと添えられたローズマリー。
さて、このローズマリーですが……
これって食べてしまってもいいのかと悩んだことはありませんか?
結論から言えば、ローズマリーは食べられます。
食べられますが、パクッと食べてしまう前にぜひ続きを読んでいただけたらと思います。
ローズマリーと一言でいっても、生(フレッシュハーブ)のものと乾燥(ドライ)させたものがあります。
ドライのローズマリーにも原型を保ったままの「ホール」のものと、それをすりつぶした「パウダー」状のものがあります。
ホールやパウダーのローズマリーは、食材に混ぜ合わせたりまぶしたりして調理します。
ホールのローズマリー
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パウダーのローズマリー
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フレッシュのローズマリー
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フレッシュ(生)のローズマリーは、例えばお肉や魚などの下ごしらえに使ったり、焼くとき、炒めるとき、蒸すとき、煮るとき等に一緒に入れて使います。
また、完成した料理にそのまま添えておくこともあります。
いずれにせよ、どのローズマリーも食べられます。
料理に乗せられた生のローズマリーだって、食べられないことはないのです。
食べられはするのですが……
ローズマリーをそのまま食べる
ローズマリーをそのまま食べるのは、出来なくはありませんが、そんなにおすすめできるものではありません。
さわやかな香りがローズマリーの特徴ではありますが、生でそのまま食べるのはちょっと考えものです。
香りが強いローズマリーは、そのまま食べると結構強烈に感じるはず。
ローズマリーを使うのなら、魚料理や肉料理の臭み取りや風味付けとするのがベスト。
煮込み料理や蒸し料理、お肉などを焼く料理のときに加えておけば、香りを良い感じに引き出せます。
なので調理過程で程よく風味付けができたようなら、ローズマリーは取り出してしまえば良いのです。
調理過程ではなく、完成した料理と共にお皿に乗せられた生のローズマリーも見かけますね。
料理やお皿にちょこんとローズマリーが添えてあると、一気におしゃれっぽくなります。
あれは見た目の良さもあるかもしれませんが、生のローズマリーを添えることでその香りを加えたり風味を増したり、臭み消しなどをするのが主な目的です。
生でそのまま食べるとやはりかなり青臭さが強いので、風味付けとして使うのが最も適しています。
ローズマリーは食べられますし、さまざまな薬効があると言われています。
さわやかな芳香だけでなく、消臭や抗菌効果、抗酸化作用などもある優れたハーブなのです。
ただし妊娠中や授乳中の方は、ローズマリーをたくさん摂取するのを控えたほうが良いと言われています。
子宮を収縮させてしまう恐れがあるというのがその理由。
また、てんかんの方にも発作を誘発する恐れがあるとして、避けたほうが良いとされています。
まとめ
ローズマリーは食べられます。
ただし生のローズマリーはかなり青臭く感じるので、食べるのには向きません。
その芳香を楽しみ、食材の臭み取りや風味付けとして使いましょう。