お歳暮 マナー

お歳暮を断られた!どうすればいい?そんなときの上手な対処法

投稿日:2017年10月5日 更新日:

贈ったお歳暮を断られてしまった!
そんなことがあると、混乱しますよね。

どうして?
迷惑だったのかな?

色々考えて、不安になると思います。

でも大丈夫。
そんな場合の上手な対処法をご紹介します。

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お歳暮を断られたときにはどうすれば良いのか

お歳暮を断るのは、かなり勇気が要ることだと思います。
先方も「お歳暮を断る」ことに心苦しさを感じないはずがありません。

それでも断られた、あるいは返送されてきた場合は、先方の「お歳暮を断らなければならなかった気持ち」を、
しっかり汲みとるのが大人のマナーです。

例えばお歳暮を贈っていた相手が仲人さんだった場合、お盆(お中元)や暮れ(お歳暮)の挨拶は、一般的に3年まで。
その後はやめてしまって構わないのです。

もちろんお付き合いの程度にもよるので一概には言えませんが、3年続けたらやめてしまったほうが、お互い負担にならないで済みます。

たとえあなたが、感謝の気持ちをお歳暮と言う形で贈り続けたいと思っていたとしても、先方からすれば、
「そんなにお世話していないのに、毎回頂いているのは申し訳ないな」
と、逆に負担に感じているのかもしれません。

今回お歳暮を断られたということは、やはり相手には負担であったということ。

それはもちろん、あなたのことが嫌いだからなどではなく、「こんなものは要らない」なんてことでもなく、あなたに要らぬ気遣いをさせてしまうのが心苦しかったという思いやりからであるのだと、察する必要があります。

お歳暮がいきなり返送されてくる場合もありますが、多くの場合、前回のお歳暮かお中元のときに何らかのサインがあったはずです。

相手からのお礼状に「今後はお気遣いなく」の一文が入っていたことはありませんか?
もしくは、本来不要であるはずの「お歳暮のお返しの品」が贈られてきたことはないでしょうか?

やはりそれも「今後はこのようなお気遣いは不要です」の意味が込められていた可能性もあります。

実質的にあまり付き合いのない方に贈り物を続ければ、負担に感じさせてしまいます。

お歳暮を受け取り拒否されるには理由がある

今まではお歳暮を受け取ってもらえていたのに、何の前触れもなく突然送り返されてきた。
または、初めてその方に贈ったのに、すぐに送り返されてしまった。

そんな場合、先方のお勤めしている企業または職種が、お歳暮などを禁止しているからかもしれません。

例えば公務員であれば「国家公務員倫理規程」に基づき、物品や金銭の贈与を受けることが禁止されています。
つまりお歳暮などは受け取れない決まりなのです。

受け取ると減棒、懲戒免職などもあり得るといいます。

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公務員の方への贈答品は控えましょう。

そして公務員以外の方にも、お歳暮を贈る際には注意が必要です。

一部の民間企業でも、お歳暮などのやり取りが禁止されているところがあります。
禁止されていれば先方は受け取れないので、返送するしかありません。

そのような都合があるかもしれませんので、お歳暮が送り返されてきたら相手の事情を察して、今後はお歳暮なしのお付き合いを続けるようにしましょう。

また、今後は誰に対しても、お歳暮を贈る前に確認しておいた方が良いですね。
外資系の企業や大手にお勤めの方だと、虚礼廃止、贈答品のやり取り禁止とされている可能性が高いです。

今までは大丈夫だったとしても、今年から会社がお歳暮禁止にしたのかもしれません。

お歳暮を贈る際は、きちんと確認を取っておいた方が良いでしょう。

お歳暮を断られたあと、上手にお付き合いを続ける方法

お歳暮を断られたら、どう対応すれば良いのでしょうか?

今すぐやるべき選択肢はこの2つのうちの1つです。

① 詫び状を送る
② 何もしない

詫び状は場合によります。

「よく確認もせず送ってしまい、申し訳ありませんでした」

などと書いて送るのが詫び状ですが、これは却って相手の負担になりかねません。
お歳暮を送り返しただけでもきっと心苦しいのに、詫び状まで送られたら、さらに気にしてしまわれそうです。

焦ってしまうかもしれませんが、基本的には今は何もしなくて大丈夫です。

よく顔を合わせるという環境であれば、会ったときにでもさらっとお詫びすればいいですね。
お詫びの締めは、「今後ともよろしくお願いいたします」の言葉。

お歳暮をやめたら、先方とのお付き合いが終わってしまうわけではありません。
その一言を足すだけで、相手も気が楽になってくれるかもしれません。

しかしあまり顔を合わせない相手だから、会話する機会がほとんどない。
詫び状も送りづらい。

なんて場合もありますね。

何もしないのは不安!という気持ちもわかります。

そういうときは、寒中見舞い状を出すと良いでしょう。

寒中見舞いは松の内(1月1日~7日)が明けてから、立春(2月4日)までの間に出します。
そこでさらりと確認不足を詫び、今後も宜しくお願いいたしますと添えましょう。

まとめ

お歳暮を断られたら、少なからずショックを受けるのは確か。

でも先方も、あなたの負担になりたくないからこそ受け取らなかったかもしれません。
あるいは受け取れない事情があって、やむなく返送したのかもしれません。

悪意あってのことではなく、お互いの心遣いの結果ですから、今後も気持ちの良い付き合いを続けていってくださいね。

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