紫外線の気になる季節の必需品である「日焼け止め」。
ただこの日焼け止め、塗ると洋服や黒系のバッグなどに白く色が移ってしまうことありませんか?
服が汚れない日焼け止めはあるのか。
どうして日焼け止めが衣服に移ってしまうのか。
どうすれば白くならないで済むのか。
日焼け止めと、日焼け止めによる服の汚れについてまとめました。
服が汚れない日焼け止めってある?
服が汚れない日焼け止めを探している人は多いはず。
かくいう私管理人も、体に塗った日焼け止めが服やバッグに白く移って汚してしまうことに悩まされていました。
腕時計なんかも、裏側を見ると白く汚れてしまっていたりして、地味にストレスだったんですよね。
日焼け止めは好きではないけれど、紫外線を直に浴びるのは絶対に避けたい!
でも服が汚れる日焼け止めは塗りたくない!
そんなジレンマの中で、色々試した末に発見したのが
「ジェルタイプなら服が汚れない日焼け止めが多い」
ということ。
例えばこちら
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伸びが良くサラッとした使用感で、日焼け止めというより化粧水みたいでした。
パッケージに書いてあるとおりですね。
全然重くないし、白くテカった感じにもなりません。
もちろん服に白く移ることもなかったです。
同時に試していたこちらも結構使いやすく、服に日焼け止めがついて白くなる様子はありませんでした。
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メンタームのUVジェルはニベアサンより弱冠固め。
サラッと伸びてなぜかお肌しっとり。
お値段も1000円以下なので、気兼ねなく使えて良いですよね。
日焼け止めは何度も塗り直すため「量」が必要。
やっぱりガンガン使える価格帯の日焼け止めのほうが、個人的には嬉しいのです。
現在はこの2つの日焼け止めを使っていますが、これらの共通点は「ジェルタイプ」ということ。
ジェルタイプの日焼け止めは白移りしないのでしょうか?
付くと服が白くなる日焼け止めと、つかない日焼け止めの違いってなんなのでしょうか?
今後の対策のために、リサーチしてみましょう。
日焼け止めで服が白くなる
日焼け止めで服が白くなるのは「紫外線散乱剤」を使用しているから。
日焼け止めには3種類あります。
・紫外線吸収剤を使用した日焼け止め
・紫外線散乱剤と吸収剤のどちらも入った日焼け止め
紫外線散乱剤を使用した日焼け止めは、肌に浴びた紫外線を「散乱剤」で物理的に反射・散乱させます。
紫外線吸収剤を使用した日焼け止めは、肌に浴びた紫外線のエネルギーを吸収 → 熱など他のエネルギーに変換して、肌に紫外線が入り込むのを防ぐのです。
紫外線散乱剤を使用した日焼け止めは白くなる
紫外線吸収剤を使用した日焼け止めは白くならない
これはなぜかというと、紫外線散乱剤はファンデーションやおしろいなどに使われている「酸化チタン」「酸化亜鉛」という白色顔料成分を使用しているから。
言ってみれば「パウダー」のようなもののイメージですね。
パウダーで皮膚を覆うので、白く見えてしまい、なおかつ服にも移りやすくなる。
では白くならない「紫外線吸収剤」を使用した日焼け止めのほうが良いのかというと、一概には言えません。
まれにアレルギー反応を起こす人もいるようで、「紫外線散乱剤」使用の日焼け止めよりは肌に刺激が感じられる場合がある様子。
白くなるといわれる「紫外線散乱剤」ですが、実は利点もあります。
・散乱剤の白くなる特性を利用して、肌色を明るく見せられること
そして最近では白く浮きにくい日焼け止めも開発されているようで、商品によっては紫外線散乱剤を使用したものでも白っぽくならないそうです。
紫外線散乱剤を使っていても、「白浮きしない」と記載されている日焼け止めは期待できます。
日焼け止めで服が白くならないためには
日焼け止めで服が白くなるのを防ぐには、「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」の特性から考えると
「紫外線吸収剤」の入った日焼け止めを使う
のが手っ取り早いのかなと思います。
色のつくものが入っていないから、服が白く汚れることもなさそうです。
しかし白くなる「紫外線散乱剤」の利点も捨てがたいところで。
敏感肌の人でも使いやすいし、肌色が明るくなるのも良いですよね。
なので顔には「紫外線散乱剤」の日焼け止めを使い、首や腕などの体には「紫外線吸収剤」の日焼け止めを使う、というのもアリではないでしょうか。
汚れのつきやすい襟元などは紫外線吸収剤の日焼け止めを使えば、服に白くついてしまうのを防止できるはず。
また、日焼け止めの種類だけが「服に日焼け止めがつく原因」ではない場合もあります。
・塗ってからしばらく馴染む時間をおく
・日焼け止めが馴染んでから服を着る
手間なようですが、「日焼け止めをなじませる」ということをするかしないかで、服に汚れがつくのをかなり予防することができるはずです。
紫外線吸収剤の日焼け止めでも同様です。
服に色がつきにくいだけで「服につかない」ということではないので、いずれの日焼け止めを使うにせよ、一度肌に馴染ませるという工程は忘れないでおきたいところ。
スカーフやストール、UVカット手袋などでカバーするのも良いですね。
まとめ
日焼け止めで服を白く汚さないためには
・体には紫外線吸収剤の日焼け止めを使用する
・きちんと日焼け止めをなじませてから服を着る
日焼け止めが服につくと落とすのも大変。
事前に予防して、上手に日焼け止めを使いたいですね。