ノロウイルスによる嘔吐や下痢は、突然はじまり、体力が大きく消耗してしまいます。
「何を食べればいい?」「どのタイミングで食事を戻していけばいい?」と迷う人も多いはず。
この記事では、症状が強い時期から回復後までの“段階別の食事” をわかりやすくまとめました。
つらい症状の中でも負担が少なく、体力を無理なく取り戻せる食べ方を紹介します。
※この記事は一般的な情報に基づくものであり、症状が重い場合や長引く場合は医療機関を受診してください。
嘔吐・下痢がひどい時(急性期)
● 無理に食べないでOK
激しい嘔吐や下痢がある間は、胃腸が強い炎症を起こしています。
無理に食べると症状が悪化することも。
まずは 水分補給を最優先 にしてください。
● この時期に摂りたいもの
- 経口補水液(OS-1 など)
- スポーツドリンク(薄めると◎)
- 白湯
- りんご果汁を薄めた水
※一度に大量ではなく、少量をこまめに。
嘔吐・下痢が落ち着いてきた時(回復初期)
● 数時間〜半日、吐かなくなったら食事再開
急に普通の食事に戻さず、「やわらかい・消化が良い」ものから。
● 食べやすいもの
- おかゆ
- すりおろしリンゴ
- 柔らかいうどん
- にんじんや大根の煮物
- 絹ごし豆腐
- 卵スープ(薄味)
脂っこいもの・乳製品はまだ避けましょう。
徐々に通常食へ戻す時(回復期)
● 食べて良いものの幅が広がる時期
胃腸が落ち着いてきたら、少しずつ食事を増やしてOK。
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- 白身魚の煮物
- 鶏むね肉・ささみ
- バナナ
- 食パン
- 具材の柔らかい味噌汁
※刺激物、揚げ物、クリーム系はもう少し我慢。
完全回復後の食事
体力が戻ってくると自然と食べたいものが増える時期。
ただし、免疫力が落ちている時期は再感染もしやすい ため、衛生管理だけはしっかりと。
まとめ
- 嘔吐が激しい時期は水分補給だけでOK
- 食事はおかゆ → やわらかいもの → 通常食の順
- 刺激物・脂質・乳製品は症状が落ち着くまで避ける
- 長引く場合は早めに受診を
胃腸を守りながら、無理なく回復を目指しましょう。
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