インフルエンザはかかりやすい人とかかりにくい人がいますよね。
毎年のようにインフルエンザに罹る。
今季はすでに2回も罹った。
なんて方もまれに見かけます。
インフルエンザにかかりやすい人は、特に気をつけなければならない季節がやってきました。
今年こそはインフルエンザにかからないよう、正しい予防法を知っておきましょう。
インフルエンザに毎年かかるなら
インフルエンザに毎年かかるのは、やはり原因があります。
その原因を探るために、インフルエンザチェックリストに目を通してみましょう。
□ 人込みのなかに出かけることが多い
□ 普段から子どもたちと接する機会が多い
□ マスクはあまりしない
□ 手洗いうがいをこまめにしていない
□ 体力がないほうだ
□ 栄養バランスには自信がない
□ 疲れがたまっている
□ 部屋が乾燥している
チェックが多ければ多いほど、インフルエンザにかかりやすいタイプです。
もし毎年のようにインフルエンザにかかるのなら、こうした生活習慣を見直す必要があります。
インフルエンザの予防
インフルエンザは予防は大切。
「インフルエンザも風邪と同じくウイルスだから、罹るときはかかるんだ」
なんて自棄になってはいけません。
もちろん絶対に罹患しないとは言い切れませんが、きちんと予防すれば、インフルエンザにかかる確率をかなり下げることは可能なのです。
□ インフルエンザワクチンを接種しておく
□ 人込みへの外出は避ける
□ 外出時はマスク着用
□ こまめな手洗いうがい
□ 日頃から運動などで体力をつけておく
□ 栄養バランスの良い食事を心がける
□ 加湿器などで部屋の湿度を上げておく
インフルエンザは飛沫(ひまつ)感染でかかります。
飛沫感染とは、インフルエンザにかかっている人のくしゃみや咳で感染すること。
くしゃみや咳でつばなどの飛沫がかかり、そこに入っていたインフルエンザウイルスを浴びてしまうのです。
飛沫感染を防ぐには、やはりインフルエンザウイルスに「触れないこと」。
インフルエンザ罹患者にはできるだけ近づかない。
人込みは避ける。
それが難しい場合は、マスク着用を徹底する。
こまめな手洗いうがいをしっかりする。
また、毎年のようにインフルエンザにかかってしまうということは、体力や栄養バランスの問題もあるかもしれません。
インフルエンザ流行シーズンは特に、普段からきちんとバランスよく食事を摂るようにしてくださいね。
体力がないと免疫力・抵抗力が低下しますので、運動やよく歩くことで、体力UPを図りましょう。
インフルエンザウイルスは寒冷と乾燥が大好き。
寒くて乾燥した場所では繁殖しやすくなります。
寒いのはインフルエンザウイルスが好むから、暖房をつけておけば大丈夫!
なんて思うかもしれませんが、それでは足りません。
冬場は大気自体が乾燥しています。
暖房はさらに空気を乾燥させてしまいますので、加湿器などを使って湿度を管理するのも忘れずに。
温度は20℃以上で、湿度は50~60%を目安に室内の環境を整えておくと、インフルエンザの感染力は下がります。
インフルエンザの予防接種って効果があるの?
インフルエンザの予防接種には効果があるのか、いまいちワクチンを信用していない方は、案外多いのではないでしょうか。
ちゃんとインフルエンザ予防接種を受けたにも関わらず、インフルエンザにかかってしまうことも、珍しくはないからでしょうね。
確かに、ワクチンの効き方には個人差があります。
ワクチンはその年に流行するウイルスを予測して作られるもの。
インフルエンザには型がありますし、ワクチンの型が合っていてもウイルスは変異してしまうので、意味がないように思えるかもしれませんね。
しかし、だからといってワクチンが無意味なわけではないのです。
完璧に感染を防ぐものではありませんが、ワクチンは感染しないものというよりは、重症化や合併症などを防ぐためのものだと考えておいたほうが良いでしょう。
人間は集団生活する生き物ですから、予防接種をすることで全体的に「インフルエンザにかからない人」が増えることは、意味のあることです。
ほかにも、インフルエンザ予防接種をしてもインフルエンザにかかってしまう場合、免疫力や体調が関係していることも多々あります。
簡単にいうと、体が弱っている状態ですね。
疲労が続いたり、たまたま体調が優れないときだったりすると、免疫力が低下してインフルエンザウイルスと互角に戦えません。
ワクチンの効果を発揮させるためにも、体の状態を整えておくことが大事なのですね。
まとめ
インフルエンザ対策として「人込みを避ける」とはいっても、毎日満員電車に乗らなければならなかったり。
インフルエンザにかかっている家族を看病しないといけなかったり。
予防対策を取るにしてもなかなか思うようにできないし、インフルエンザの流行シーズンに、ウイルスに全く触れずにいられるかというと、難しいところだと思います。
しかし無意味なことではないので、インフルエンザにかかるリスクを回避するためにも、予防策はしっかりと取っておいてくださいね。
そんななか、なにより確実に効果が期待できるのは、やはり「体力をつけること」。
少しくらいインフルエンザウイルスと接触しても、自分自身の免疫力でガードできれば、それが一番です。