部屋干しをすると濡れた洗濯物の湿気がこもって、夏は部屋が蒸し暑くなってしまうことも。
湿気が気になる洗濯物は、パパっと早く乾かしてしまいましょう。
洗濯物を干すときに湿度をコントロールする方法。
部屋干しでも洗濯物を早く乾かす方法をご紹介します。
部屋干しすると蒸し暑い
部屋干しすると蒸し暑いと感じるのは、やはり洗濯物が濡れているから。
洗濯物が乾くときに蒸発する水分を、部屋の空気がたっぷり含んでしまうため、湿度の高い室内になってしまうのです。
梅雨の時期はもちろん、グンと気温が上がる夏場などは特に室内がムシムシしてしまい、洗濯物を干したお部屋で過ごしても快適とはいえませんよね。
それに外干しだと気になりませんが、室内干しをすると部屋干し特有の「生乾き臭」も気になります。
洗濯物の生乾き臭は、洗濯で落とし切れなかった皮脂汚れなどをエサにして、雑菌が繁殖してしまうから。
湿度たっぷりの濡れた洗濯物は、雑菌にとっては最適な環境なのです。
だからこそ部屋干しする時間は、極力短く済ませたいものです。
すっきりしない蒸し暑さを解消するには、湿度コントロールが必要。
やっぱり頻繁に部屋干しをするのなら、除湿器を買わないとダメかなぁ?と思ってしまいますが、実はちょっとしたコツで、除湿器なしでも部屋干しによる蒸し暑さを軽減させることは可能なのです。
洗濯物で湿気がひどい
洗濯物で湿気に悩まされるとき、あると便利なアイテムがあります。
・扇風機
・新聞紙
衣類乾燥機があればもちろん便利ですが、上記のアイテムならどこの家庭でも持っている場合が多いのではないでしょうか。
まず、洗濯物を室内干しする際に、窓を閉め切っていたり、一方向しか窓を開けていないということはないでしょうか。
基本的に部屋干し中は窓を開け、ドアも開けて、室内の湿度の高い空気をそこにとどめておかないことが重要です。
空気は常に循環させ、風を通すようにすることで、部屋に湿気がこもるのを軽減させることができます。
もちろんどしゃ降りの雨の日などは窓を開けておくことはできませんが、そんな場合でもドアは開けて、換気扇を回しておくだけでもOK。
要は風の流れを作り、空気を循環させるのが目的です。
そして空気を循環させる優れたアイテムが「サーキュレーター」。
室内の空気を攪拌して澱ませないので、洗濯物が乾くのを早めてくれます。
風を当てるという点では扇風機も似たようなものに思えますが、サーキュレーターの強みは一方向に強い風を送れること。
上に向けて強い風を送ることで、室内の温度を一定にしてくれます。
また室内干しの場合、洗濯物は部屋の上部に干されていることがほとんどだと思います。
しかし扇風機の風では、洗濯物の上部には届かないことが多く、乾くのにムラができてしまうのです。
冷暖房の効果も高まるので、サーキュレーターは持っておいて損はないアイテムです。
サーキュレーターがなければ、もちろん扇風機でもOKです。
風を使って湿度の高い空気を循環させるのが目的なので、扇風機も大きな戦力になります。
そして新聞紙。
洗濯物を干している下に敷いたり、クシャクシャに丸めて置いておくだけで、部屋の湿気を新聞紙が吸い取ってくれます。
洗濯物を干していてジメジメした感じが気になるのなら、ぜひ試してみてください。
洗濯物を部屋干しで早く乾かすには
洗濯物を部屋干しで早く乾かすためのコツは、サーキュレーターや扇風機だけではありません。
【仕上げのすすぎはお湯で】
お湯を使える洗濯機なら、ぜひ仕上げのすすぎはお湯でやりましょう。
衣類の温度を上げることで、水分が蒸発しやすくなります。
【乾燥機を少しだけ】
乾燥機能がある洗濯機なら、全部でなくても少しのあいだ乾燥機をかけるだけで、衣類の温度が上がって乾きが早くなります。
【アイロンをかけてから干す】
乾いてからアイロンをかけるのなら、干す前にあてたほうが断然時短になります。
アイロンの熱で衣類の水分も蒸発するので、短時間で洗濯物が乾きます。
【乾いた洗濯物はすぐに取り込む】
洗濯物によって厚みも大きさも違うので、乾くのにはムラがあります。
先に乾いたものはどんどん取り込み、まだ濡れている洗濯物同士の間隔を大きく広げて干すようにすると、残りも早く乾いてくれます。
冬の洗濯は生乾きになりやすい 乾きにくい洗濯物をカラっとさせるコツ
まとめ
室内干しをすると蒸し暑いと感じるときは、できるだけ換気をして風を通すことが一番です。
洗濯物が早く乾けば、それだけ部屋干しの臭いに悩まされることも減ってくるはずです。