靴箱を開けたら、なんと靴箱と靴にカビが!
特に雨の多い梅雨の時期や夏にかけては、下駄箱内はカビが繁殖しやすい絶好の環境になってしまっているのです。
残念ながらできてしまった靴箱と靴のカビ。
これってどうすれば取り除けるのでしょうか。
カビの生えた靴箱の掃除の仕方。
靴に生えたカビの落とし方をご紹介します。
靴箱と靴にカビが!
靴箱と靴にはカビが生えやすいものです。
靴箱は通常閉めっぱなしであるため、通気性が悪いもの。
濡れたままの靴や汚れた靴をそのままにして、直接靴箱の中に入れてしまうのも、靴や靴箱のカビの原因となります。
カビが生える条件は
⒉ 湿気がこもっていること
⒊ カビの栄養が豊富であること
の3点。
酸素については対策は取れませんが、湿気と栄養は、工夫次第でなんとかなります。
具体的には、以下のとおりです。
● 靴箱を閉めっぱなしにせず、時々風をとおす
通気性を良くすることが大切です。
靴箱を常時開けっ放しだと抵抗があるかもしれませんが、来客のない時間帯は開けておくとか、就寝時間には開けておくなどしておくだけで、かなり靴箱内の湿度が抑えられるはず。
● 除湿剤を使う
靴箱内に入れておき、湿度を下げましょう。
容器に重曹を入れて靴箱に置いておくのも、除湿に役立ちます。
● 履いた靴をそのまましまわない
履いた靴を靴箱にしまうのは、必ず一度汚れを落としてから。
ついた汚れが、カビの栄養になります。
● 濡れた靴をしまわない
雨に濡れた靴をそのまましまうのは、カビをあえて増殖させる行為です。
汚れはカビの栄養となり、湿気がカビの住みやすい環境を作ります。
水気は拭いて、完全に乾かしてから靴は収納しましょう。
靴箱のカビを掃除しよう
靴箱のカビの掃除は気が滅入るものではありますが、このままにしておけばカビの胞子が靴箱中を舞います。
カビは増えて、まだカビの生えていない靴にまで影響を及ぼす恐れもあります。
カビを見つけたら、即除去が鉄則です。
がんばってお掃除しましょう!
靴箱のカビの除去方法
まずは用意するものを。
● スプレーボトル(アルカリ性洗剤がスプレータイプであれば不要)
● スポンジ
● キッチンペーパーや使い捨てできる雑巾
靴箱に白くふわふわしたカビが生えている場合、次の手順で掃除します。
カビが生えているところだけでいいかな?と思うかもしれませんが、カビは胞子をまき散らします。
靴箱内はすべて殺菌しましょう。
⒉ アルカリ性洗剤を含ませたキッチンペーパーや雑巾で、そっとカビを拭き取る
洗剤はペーパーなどによく染み込ませてください。
強くこすり過ぎないように。
ポリ袋を用意していて、拭き取ったら即捨てられるようにしておくと便利です。
また、100均やホームセンターなどに、アルカリ電解水クリーナーを含ませたシートタイプのものも売っているので、それを使うとスプレーをその都度使う手間が省けます。
⒊ 靴箱の中にスプレーしてこする
目に見えるカビを除去したら、アルカリ性洗剤を靴箱の中にしっかりスプレーします。
その後スポンジでよくこすりましょう。
⒋ 雑巾で乾拭きする
スポンジでこすって出た汚れを、雑巾で拭き取ります。
使用したスポンジや雑巾は、すべて処分したほうが良いですね。
使ったらポリ袋に入れて、しっかり口を縛ってから捨てましょう。
⒌ 靴箱を開けっぱなしにして乾燥させる
くれぐれもすぐ靴をしまわないように。
通気を良くしておくために、開けっ放しにしておきます。
扇風機をかけて風を当てておくと、尚良いですね。
靴箱に生えているカビが白くふわふわしたカビでなく、黒い濃い色をしている場合、もっと強力な【塩素系のカビ取り剤】を使用する方法もあります。
ただし塩素系の漂白剤などは、強力なぶん素材を傷めやすい部分もあります。
靴箱の素材によっては使用できないこともあるので、充分確認してから使用しましょう。
特に賃貸の場合、黒カビを除去しようとして余計に靴箱の状態を悪くしてしまう恐れもあるので、充分に注意してくださいね。
靴箱のカビを掃除する方法【塩素系カビ取り剤を使用】
用意するもの
● スプレーボトル
● 雑巾
● ゴム手袋
● マスク
換気は忘れずに。
マスクとゴム手袋を装着します。
⒉ 塩素系カビ取り剤をスプレーボトルに入れる
キッチン用なら薄める必要はありません。
カビ取り剤がスプレータイプのものなら、そのまま使用しましょう。
⒊ カビに吹きつける
スプレーしてしばらく置きます。
黒いカビが徐々に消えていくはず。
⒋ 雑巾で拭く
雑巾をお湯で濡らし、靴箱を拭いていきます。
何度か繰り返し拭きましょう。
⒌ 乾拭きをする
お湯でしっかり拭きあげたあと、乾拭きします。
⒍ 靴箱を開けっ放しにしておく
靴箱掃除のあとはしばらく換気するのは当然ですが、塩素系カビ取り剤を使用した場合は特に、よく換気してください。
お湯で拭いているので、完全に乾くまで扇風機をかけたり風を当てるようにしておきます。
何度も言いますが、塩素系カビ取り剤を使用するときは、使っても問題ない素材かどうかをきちんと確認取ってからにしましょう。
大事な靴箱にダメージを与えないように、注意してくださいね。
まとめ
靴箱のカビ取り方法はこれで良いとして、靴のカビ取りも必要です。
カビが生えたままでは、靴は使い物になりません。
こちらもしっかりケアしていきましょう。
後編は靴についたカビの落とし方です。
靴のカビの落とし方 革靴やスニーカーはどうやって洗う?