靴が0.5cm小さい!これって足に影響ある?どうしても履きたいときは?

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デパートのバーゲンで、通販で、ラスト1足の素敵な靴を発見!

でもサイズが0.5cm小さい!

窮屈なのは足に悪そうだから諦めるべき?
でも「靴は履いたら馴染む」とも聞くし、履いていたら何とかなる?

小さい靴は足にどんな影響を及ぼすのか。
履きたい靴が小さいサイズしかないけれど、どうしても履きたいときに試してみたい方法をご紹介します。

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靴が0.5cm小さい!この靴諦めたほうが良い?

靴が0.5cm小さい場合、最初はちょっと窮屈なのをガマンして履いていたらそのうち革が伸びてくるかな、と期待してしまいがちですよね。

ショップの店員さんも
「履いていたらそのうち馴染んできますよ」
なんて勧めてくることもあります。

店員さんがそういうのだから大丈夫かな、などと思ってはいけません。

その靴の素材が本革でない限り、革が馴染んで足にフィットしてくるなんてことはありません。

靴の素材が合皮であれば、ほとんど革が伸びることはないと思っておいて良いでしょう。

合皮(合成皮革)とは何かというと、基材(ベースになる布)に編物・織物を使用し、そこにポリウレタン樹脂を塗ったり貼ったりしたものです。

つまり布のようなものに、天然皮革ふうのシワや加工をしたものが合成皮革なのです。

本革は【コラーゲン層】と【銀面層】で形成されており、やわらかく、伸ばそうと思えば伸ばすことは可能です。
足の形に馴染んでくるのが、本革の靴の特徴でもあります。

しかし布に樹脂を塗りつけたものである合皮は、基本的にほとんど伸びません。
基材が布ですから、伸びようがないのです。

無理に合皮を伸ばそうとすると、傷みの原因となります。
劣化を早めるだけだし、あまりおすすめできることではありません。

ですから今買おうとしている、もしくは購入したその靴の素材が、どんな素材で作られているのかを知っておきましょう。

靴が小さいと影響はあるのか

靴が小さいと影響はあるのか、気になるところですね。
小さい靴を履くことは、外反母趾やハンマー・トウなどの足の不調の原因となります。

私自身、現在もひどい外反母趾と巻き爪を患っています。

若い頃「好きなデザインだから」とか「おしゃれはガマンだから」などと言って小さめなデザインのパンプスやブーツを履いていたのが原因でしょう。

巻き爪は、爪が親指から完全に浮き、根元だけでつながっているような感じでした。
外反母趾の痛みもひどく、親指付近の関節が「く」の字に曲がっています。

外反母趾は悪化すると、靴を履いていなくても痛むといいますが、私はまさにそうでした。

靴を履いていても履いていなくても、ズキンズキンと痛み、やがて足全体に痛みが出て歩けないくらいになったことがあります。

フットケアのある病院で治療をして、いまは普通に歩けていますが、当時は本当に大変でした。

靴選びはとても重要です。

靴が小さいことによる影響は、今はまだ実感できないかもしれませんが、足の健康だけでなく、全身の健康に関わってくる重要な問題なのです。

ですから靴のサイズは念入りに選ぶ必要があるのです。

靴のサイズというと、ほとんどの人が足長(そくちょう)と呼ばれる「足の指の最も長いところから、かかとの先まで」のサイズを見ていると思います。

靴に表記されている「〇〇cm」の部分ですね。

靴には「捨て寸」が必要です。
簡単にいえばつま先の余裕のことで、理想の捨て寸は1.0~1.5cmほどだと言われています。

結構、余裕がないといけないということですね。

また、靴のサイズを見るときに忘れてはならないのが足囲です。
足の親指の付け根から小指の付け根まで、メジャーでぐるりと一周回して測った長さがそれです。

表記はD・E・2E・3Eなどとあります。

靴を選ぶときは足長のサイズだけでなく、足の幅や太さなども加味して考えなければなりません。

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たとえ0.5cmでも、小さいサイズの靴を履くことは、足の健康のためには決しておすすめできません。

大きいサイズの靴も同様です。
小さいより大きめのほうが良いかな、と思いがちですが、大きい靴も歩く際に足に負担をかけるのは同じ。

ただしサイズが大きい靴の場合、どれくらい大きいかにもよりますが、0.5cmくらいならインソールや厚手の靴下などでカバーできる可能性もあります。

靴が小さいけど履きたいときの奥の手

靴が小さいけど履きたい!
どうしてもこのデザインが好き!

ということもありますよね。

小さい靴を伸ばす方法は、1章で述べたとおり素材が【本革】ならある程度は可能です。

合皮はほぼ伸びませんが、本革の靴であればシューズストレッチャーなどで伸びるはず。

靴に入れて幅を調整し、セットするだけ。
1~2日ほど置けば、靴の革が伸びてサイズ感が変わります。

シューズストレッチャーは持っておくと便利ですが、これなしで何とかしたい場合もあるでしょう。

そんなときはドライヤーと厚手の靴下を使った方法もあります。
手順は以下のとおりです。

⒈ ドライヤーの熱(弱)を靴の中にしばらく当てる
⒉ 厚手のソックスを履き、靴を履く
⒊ 靴を履いたまま、ドライヤーを20分ほど当てる

ドライヤーの温風をずっと当て続けるので、とにかくヤケドには充分注意してください。

また、集中して一か所に熱を当て続けないように。
満遍なく全体を温めます。

革靴が高温になり過ぎないようにも注意します。
靴の変形の原因にもなりかねません。

ドライヤーを使った革靴の伸ばし方もありますが、やはり革靴を伸ばすなら、シューズストレッチャーのほうが靴にダメージを与えにくいでしょう。

革は乾燥に弱いので、温風を当て過ぎるのはあまりおすすめできません。

また、本革は伸びるとはいっても、限度があります。
シューズストレッチャーを使用したとしても、靴にとってダメージになるほど伸ばし過ぎないようにしたいところですね。

まとめ

靴が0.5cm小さいくらいだと、我慢すれば履けるような気がしてしまいます。

でも小さい靴が足にどれだけの悪影響を及ぼすかを思えば、ジャストサイズの靴を選んでおきたいですよね。

あなたにぴったりサイズの、素敵な靴が見つかりますように!

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