赤ちゃんがうまくゲップを出せないと、心配になりますよね。
赤ちゃんのげっぷの正体は、授乳やミルクの際に一緒に飲みこんでしまった空気です。
この空気が胃の中に留まり続けると、赤ちゃんは吐いてしまうことも。
時には苦しそうにうなったり、力を入れてきばるような仕草を見せることもあります。
ゲップは授乳の度に出してあげたいところですが、ゲップが苦手でどうしても出せない子もいます。
ゲップがほとんど出ない赤ちゃんへの対処法を、ご紹介します。
赤ちゃんのゲップがほとんど出ないときは
赤ちゃんのゲップがほとんど出ないと、大丈夫なのかと不安になりますが、ゲップが苦手な赤ちゃんは案外多いもの。
赤ちゃんの胃はまっすぐな形状をしています。
しかし胃から食道にかけての角度は個体差があるため、赤ちゃんによってゲップを出すときのベストポジションは異なってきます。
赤ちゃんのげっぷを出す方法というと、肩に担ぐやり方と太腿に乗せるやり方がありますね。
このどちらを試しても、うまく赤ちゃんのげっぷが出てくれないという場合、角度がちょっと違っているからなのかもしれません。
ちょっとした角度の変化で、うまくゲップが出る可能性がありますので、微調整しながらチャレンジしてみてくださいね。
赤ちゃんのゲップの上手な出し方
赤ちゃんのげっぷの上手な出し方は、まずは基本を押さえてから。
基本的な赤ちゃんのゲップの出し方をご紹介します。
赤ちゃんのゲップの出し方【肩に担ぐ】
吐き戻しで衣服が汚れるのを防ぐため、タオルやガーゼなどを用意しておきます。
大量に吐くこともあるので、注意しましょう。
② 赤ちゃんを抱え、赤ちゃんの顔を自分の肩に乗せるように縦抱きする
赤ちゃんの胃のあたりが、お母さんの肩のあたりにくるイメージで。
赤ちゃんの背中は少しカーブするような形で、縦抱きします。
ここで赤ちゃんの持ち上げが足りない場合が多いです。
いままでゲップを出させるときに、赤ちゃんの位置がちょっと下過ぎたかな、と思われる方は、いつもより少し高めの位置に担ぎ上げるようにしてみてください。
③ 片方の手で赤ちゃんのおしりを支えつつ、もう片方の手で赤ちゃんの背中を下から上にさする
力を入れ過ぎないように、優しくさすってください。
軽く背中をトントンしても良いです。
とにかく軽く、優しく、が大原則です。
男性などは特に無意識に強い力で叩きがちなので、注意してください。
赤ちゃんのゲップの出し方【膝の上】
少し深めに座らせると、赤ちゃんに腹圧がかかりやすく、ゲップが出やすいようです。
② 片手を赤ちゃんの脇に入れ、指と手で赤ちゃんの上半身を支える
沐浴で赤ちゃんの背中を洗うときのような要領で。
③ 赤ちゃんの背中を下から上へやさしくさする
優しくさするのを何度か繰り返しましょう。
赤ちゃんのゲップが出ないときの寝かせ方
赤ちゃんのゲップが出ないときの寝かせ方も知っておくと安心ですね。
もし吐き戻してしまっても、のどに詰まらせる危険性がいくらか回避できます。
② 赤ちゃんを右が下になるように傾ける
③ 巻いたバスタオルを赤ちゃんの左側に沿って背側に当てる
クッションなどを当てて上半身を高くするのも、赤ちゃんがゲップをできず吐き戻してしまったときのために良いですね。
まとめ
ゲップをほとんどしない、全くしないな、と思っていても、音もなくゲップしている子も中にはいるようです。
うまくゲップできる子もいれば、上手にゲップできない子もいて、個人差があるものなのですね。
ゲップが出なくても、赤ちゃんが苦しそうだったり不機嫌になったりしていなければ、それほど心配はいりません。
しかしゲップがちゃんと出せるに越したことはありません。
ぜひ赤ちゃんのベストポジションを見つけて、ゲップの出やすい体勢を見つけてあげてくださいね。