冬に流行するインフルエンザには、A型とB型の2種類があります。
その中でも「B型」は比較的ゆるやかに広がる一方で、長引きやすいのが特徴です。
ここでは、B型の感染期間や治るまでの日数、解熱後の過ごし方についてわかりやすく解説します。
🕒インフルエンザB型の感染期間
インフルエンザB型の感染期間は、
発症の約1日前から、解熱後2日程度まで と言われています。
つまり、本人が気づかないうちに感染を広げてしまうこともあります。
厚生労働省の指針では、
「発症した後5日を経過し、かつ解熱後2日を経過するまでは出席停止」
と定められています。
家庭や職場では、発症から約1週間程度を目安に感染防止を意識しましょう。
🤒B型はA型より治りにくい?
A型に比べるとB型は「症状が軽め」と言われる一方で、
微熱や倦怠感が長引くケースが多いです。
- 熱が下がってもだるさが残る
- 食欲が戻りにくい
- 鼻水・のどの痛みが続く
といった状態が続くことも珍しくありません。
一般的に、発症から回復までは5〜7日ほど。
症状のピークは2〜3日目ですが、無理をすると再発や長期化の原因になります。
🧊解熱後も油断しないで!注意点3つ
熱が下がったあとも、まだ体は回復途中。
次のポイントに気をつけてください。
① 解熱後2日間は外出を控える
ウイルスが体内に残っている可能性があります。
学校や職場への復帰は、医師の判断を仰ぎましょう。
② 水分と栄養補給を続ける
発熱時に失われた水分・ミネラルをこまめに補給。
消化のよいおかゆやスープが最適です。
③ 部屋の加湿と換気
乾燥するとウイルスが活性化します。
**湿度40〜60%**をキープしながら、定期的に換気を行いましょう。
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🩺 家族内感染を防ぐコツ
B型は家庭内での二次感染が多いウイルスです。
家庭では次のような工夫を。
- 食器やタオルを共有しない
- ドアノブやスイッチなどを定期的に消毒
- 咳・くしゃみはティッシュや肘でカバー
- できるだけ別室で安静に
家族に高齢者や子どもがいる場合は特に注意しましょう。
🕯まとめ
| 項目 | 目安期間 |
|---|---|
| 感染可能期間 | 発症の1日前〜解熱後2日程度 |
| 登校・出勤再開目安 | 発症から5日経過&解熱後2日経過 |
| 完全回復まで | 約5〜7日間 |
B型インフルエンザは、軽症でも油断せず休むことが回復への近道。
解熱後も体をいたわり、しっかり睡眠と栄養をとりましょう。
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📚参考・情報源
- 厚生労働省「学校における感染症予防のための出席停止期間」
- 国立感染症研究所「インフルエンザQ&A」
- 日本医師会「インフルエンザの感染期間と予防の基本」


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