料理は案外時間がかかるもの。
時間があるときならゆっくりと調理するのも良いのですが、忙しくて時間が取れないときなどは、「料理の時間がもったいないな」と思ってしまうことも。
料理上手で、1時間でもあっという間にパパっと3品作っちゃう、なんて人もいるのに、どうしてこんなに自分は料理に時間がかかってしまうのかと、ちょっと悩んでしまいますよね。
そんな料理の時間についてのお悩み、この記事で解決できるかもしれません。
料理するのに時間がかかるタイプのあなたの、料理時短の参考になれば嬉しいです。
料理の時間がかかりすぎるなら
料理の時間がかかりすぎる場合、考えられる原因は大きく分けて主に2つではないでしょうか。
① 手際が悪い
② 段取りが悪い
③ レシピを見ながらでないと作れない
①の手際の悪さは、慣れしかありません。
例えばレンジで野菜の下茹でをしながらお肉を揚げておくとか、同時進行しながら調理を進められるようになると、料理にかける時間は大幅に短縮されますよね。
そして② の段取り。
野菜は一度にすべて切ってしまう。
お肉や魚に下味をつけるのは前日にやっておく。
使用する調味料は先に合わせておくなど、段取りが良いと料理は早く仕上がります。
③のようにレシピを見ながらでないと作れないタイプもまた、思いのほか料理に時間がかかります。
私は完全にこの「レシピ頼り」タイプです。
以前はレシピがないと料理工程が把握できなかったので、レシピばかり眺めてただ時間が経過する、なんてことも。
でもそれは経験を積めば、大体わかるようになってきました。
しかし問題なのは「調味料の配分」。
こればかりはいつまで経っても覚えない。
醤油・酒・みりん・砂糖・酢……
しょうゆが大さじ2で、砂糖が大さじ1で……なんて、料理によってその都度変わる調味料の配分を覚えておけるような気はしません。
手早く調理できる料理上手さんには分からないでしょうが、毎回レシピの分量を見ないと調味料を合わせられないのは、かなり時間を食うものです。
要領や手際の悪さ、段取りの悪さは経験がモノをいうところですが、調味料の配分は今すぐにでもできますよね。
つまり、経験値不要で即実践可能なのが「調味料配分を覚えておくこと」なのです。
料理の時短方法は調味料の配分が決めて
料理の時短方法は調味料の配分が決めてなのですが、これを覚えられないから苦労していました。
レシピごとの配分を壁に貼ったりしておけば良いのでは?とも思いました。
でも料理の種類はたくさんあるので、それぞれのレシピや調味料配分をすべて書き出して壁に貼っておくのも、ちょっとどうかと。
それで考えたのが、よく聞く「調味料の黄金比」。
これさえ把握していれば、いけるような気がしました。
野菜や肉・魚を切ったり炒めたり、揚げたり焼いたりは、基本的な調理方法です。
多くの場合このような基本的な部分は、料理によってやり方が違うということはないですよね。
炒めるものは炒め、焼くものは焼きます。
料理の工程の細かい部分の正確さを気にしなければいいのです。
大まかに合っていればいいのです、
最終的に味が決まっていれば、なんの問題もありません。
そんなわけで、私が個人的によく使う調味料の配分をご紹介します。
ほかでよく見られる調味料黄金比とは弱冠異なるかもしれませんが、自分で食べておいしく感じる分量です。
大体2~3人分でしょうか。
まったく個人的な好みですが、時短料理の参考として試してみてください。
これは和風の味つけ黄金比です。
万能なので使えますよ。
ブリの照り焼きや肉じゃがなども、これでいけます。
基本的にこれを覚えておけば、そうそう味つけを外さないはず。
上の分量にしょうゆ大さじ1を足したもの。
しょうゆが増えたぶん、玉子で閉じる丼料理などに使っても味がしっかりしています。
私は揚げ焼きした魚に絡めるときによく使います。
間違いないおいしさ。
よく作るのは、キャベツと鶏むね肉の炒めもの。
魚肉ソーセージなどにも、よく合います。
これらを基本として、ちょこちょことアレンジを加えていきます。
酒は、熱を通すと固くなりそうな食材や、臭みを取る食材のときに使用します。
下味をつけるときなどですね。
ほかにも使える調味料として、用意しておきたいのが「豆板醤」。
トウバンジャンは辛みを出したいときに使います。
いつもの味つけだとワンパターンになりがちなので、持っておくとかなり便利。
豆板醤を入れるときは、砂糖多めで。
鶏がらスープの素は、ぜひ持っておきたいもの。
単品で味が決まるので、スープ系には欠かせません。
コンソメも同様です。
スープはもちろん、なんだか味が足りないときにちょっと足すと、しっかりした味に変化しますよ。
料理上手さんや料理専門家さんから見れば笑っちゃうような分量かもしれませんが、個人的には本当に使える調味料配分です。
覚えていられないような分量を、レシピを見て確認しながらやっていても、時間だけが過ぎて行ってしまいます。
簡単でいいので、ベースとなる調味料配分を覚えておくだけで、かなりの時短になると思います。
料理の時間を短縮するコツ
料理の時間を短縮するコツは、調味料黄金比を覚える以外にもあります。
これも今すぐ可能なこと。
料理が上達するのを待つまでもない、即効時短法です。
● 冷凍野菜を使う
冷凍野菜は「下茹でして冷凍」してあるため、煮込んで火を通す時間が大幅に短縮できます。
またくずれやすいカボチャなども形がきれいなまま仕上がります。
ほうれんそうなどは湯がいてあるので、お肉などと炒めるだけで簡単に調理できます。
一度使うと離れられないくらいです。
ぜひ使ってみてください。
● 野菜はまとめて切っておき保存しておく
野菜を切るのは本当に手間です。
これに時間がかかるんですよね。
なので野菜を切る時間を作っておき、そこでひたすら切っておきます。
切った野菜は袋やジップロックなどに入れて保存しましょう。
使うときに「ただ炒めるだけ」にしておくと、かなりの時短になります。
カット野菜を使うのももちろん良いですね。
まとめ
料理の時短術、いかがでしたか?
毎日忙しい方や、なかなか料理を早く仕上げられない方、子育てなどで慌ただしい方などが、少しでも料理の時間から解放されると嬉しいです。
ぜひ、試してみてくださいね。