夏になると、暑さや冷房にやられて食欲が落ちてしまいがち。
だからといって冷たい飲み物ばかり飲んでいたら、体は冷えるし、なにより栄養が摂れずに参ってしまいますよね。
夏に食欲不振になるのはなぜなのか。
コンビニで手軽に買える、夏バテでもおいしく食べられそうな食事はないのか。
夏に食欲が落ちたときのために、食事に関する夏バテ対策をまとめました。
夏に食欲がないとき
夏に食欲がないときは、どうしていますか?
私管理人も、夏は超がつくほど苦手。
暑さに完全にやられてしまい、ぐったりしてしまいます。
夏バテがひどいときの食べ物はアイスのみ。
ひんやりした喉ごしの良いものしか食べたくありません。
でもこれ、夏バテ対策としては完全にNGなのです。
冷たいものばかり摂っていると、内臓が冷えて更なる体調不良に悩まされる可能性も大!
実際に私自身そのせいでお腹をこわし、別のダメージを受けてしまいました。
このままではいけないと、本気で夏バテ対策に取り組みたいと思いました。
実際に試して「私には」効果が感じられた方法です。
皆さんの夏バテに効くかどうかを保証できるわけではありませんが、同じ人間のカラダなので全く意味がないわけではないはず。
おなかが減っていても、いざ食べ物を前にするとげんなりしてしまう。
この状態が2~3日程度ならまだしも、夏中ずっと続いてしまうようなら、体にとって良いはずがありません。
暑さはまだまだ続くので、しっかりと対策を取っていきたいところです。
夏の食欲不振の原因
夏の食欲不振の原因は主に3つ。
夏バテで食欲がないといっても、自分の夏バテの原因がどこから来ているのかはチェックしておいたほうが良いでしょう。
・内臓の冷え
・自律神経の乱れ
【基礎代謝量の低下】
夏は基礎代謝量が低下するそうです。
なんだか意外ですよね。
夏のイメージとして、よく汗もかくし痩せやすそう、つまり代謝が良くなりそうな印象があったのですが。
人の体にはホメオスタシス(恒常性)という機能があり、体温を一定に保ってくれています。
私たちが意識しなくても季節などの外気温に合わせて、体温を上がり過ぎないように下がり過ぎないように保ってくれているのですね。
冬は気温が低いので、体温調節のためにはたくさんのエネルギーが必要となります。
このエネルギーが「基礎代謝量」。
夏は気温が高いので体温を上げる力はそれほど必要がなく、「基礎代謝量」は減少します。
基礎代謝量が低下すれば、食事などから得るエネルギーは他の季節ほどは必要がなくなります。
そのため食欲もあまり感じなくなるのです。
【内臓の冷え】
夏は暑いので冷たいものをよく飲み、食べます。
それにより内臓が冷やされてしまいます。
内臓の中でも「腸」はとくに冷えに弱く、消化の要である胃腸が冷えて機能が低下してしまうことで、食べても調子が悪くなってしまいがちなのですね。
食べて調子が悪いと、やはり食欲自体が減少してしまいます。
【自律神経の乱れ】
とにかく体にとって夏とは、環境によるストレスを浴びやすい季節なのです。
冷たい飲み物・食べ物による内臓の冷え。
冷房による体の冷え。
外へ出ると猛烈な暑い。
自律神経は私たちの体を絶妙に保ってくれている神経です。
この過酷な状態が続くと、どうしても自律神経は乱れやすくなるというもの。
自律神経は活動時に優位になる「交感神経」と、リラックス時に優位になる「副交感神経」でバランスを取っています。
食欲は「副交感神経」が司っていますが、暑いと「交感神経」が優位になりやすく、そのため食欲自体が減少してしまうのです。
夏バテしたときの食べ物をコンビニで探そう
夏バテにいい食べ物はコンビニで買うこともできます。
コンビニ食なんて体に悪いんじゃない?と思われるかもしれませんが、選び方次第です。
暑くて食欲がないときに料理を作るのも面倒。
「体に良いものを食べないと」と思っても、栄養になりそうなものはあまり喉を通らないんですよね。
私はコンビニでバランスの良い食べ物・飲み物を買って、夏の食欲不振を乗り切りました。
手軽にできないと続きません。
夏バテ対策とはいっても、エネルギーを使いますよね。
では、個人的「夏バテに効く食べもの・飲み物」をご紹介します。
【甘酒】
ご存知でしょうか?
甘酒は「飲み点滴」と呼ばれているそうです。
アミノ酸やビタミンが豊富で、疲労回復には最適。
消化も良く、胃腸にも優しい。
江戸時代から夏の暑い時期には飲まれていたそうですよ。
実は私、甘酒は苦手で飲めません。
なので料理に混ぜて使っていました。
煮込み料理ならそんなに気にならないので、苦手な人は試してみるといいかもしれません。
私は煮込み料理も食べたくなかったので、スープにしましたが。
混ざるとコクが出て逆においしかったですよ。
もちろん、そのまま飲めればそれが一番です。
【果物】
果物はよく食べました。
バナナなどはカリウムも豊富で、夏に適したスーパーフードですね。
バナナを食べ続け、ちょっとうんざりしてきた頃に水分のあるグレープフルーツやオレンジなどをよく食べていました。
種なしブドウとか、食べやすい果物を選んで、食べられそうなときに食べるというスタイルで乗り切るのはどうでしょうか。
コンビニだとカットフルーツもあり、量も多くなくておすすめです。
【チキンサラダ】
疲労回復に良い鶏むね肉も入っており、野菜をたっぷり食べられるチキンサラダは、食欲がないときの夏バテ対策ごはんにぴったり。
きちんとドレッシングもかけて、油も摂取しておきたいですよね。
【五目あんかけ焼きそば】
カリッとした麺にたくさんの具材を使った五目あんかけは、食欲がないときもなぜか食べられました。
食感が楽しいのが良かったのかと思います。
いろんな具材が入っているので、栄養も摂れます。
【梅おにぎり】
クエン酸を含む梅のおにぎりは、暑い夏場でも食べやすいものです。
かたまりの梅干しはあまり好きではなくても、カリカリ梅を細かく刻んだような梅のおにぎりは食べやすかったです。
タンパク質補給のために、卵焼きなどと一緒に食べていました。
【プリン】
プリンはスイーツなふりして案外栄養があります。
牛乳と卵と砂糖からできているプリンは、良質なタンパク質のかたまりです。
おいしく食べて栄養もたっぷりです。
まとめ
夏には食欲がなくなりがちですが、食べられるものを少量ずつでも食べて体の状態を維持しておきたいところです。
あまり冷たいものを摂り過ぎないようにすることも、夏バテ対策の一つです。
夏の暑さと、上手に付き合っていきたいですね。