マタニティ

妊婦の便秘がひどい 出ないときの対処法とおすすめ食材や飲み物

投稿日:2017年11月20日 更新日:

妊娠中の悩みで多いのが便秘。

妊娠すると便秘がちになったり、普段から便秘だった方はさらにひどい便秘になってしまったりしますよね。

便秘が悪化すると腹痛や腰痛、痔などになりやすくなります。
悪化する前に改善しておくのが大切。

ひどい便秘に悩む妊婦さんへ、便秘への対処法をご紹介します。

スポンサーリンク
  

妊婦の便秘がひどい

妊婦の便秘がひどいのは、いくつかの原因が考えられます。

① ホルモンの影響
② 食生活の偏り
③ 水分不足
④ 運動不足
⑤ 腸が子宮で圧迫されるため

妊娠中のホルモンの影響により、胃腸の収縮が抑えられると、腸の動きが鈍り便秘になりやすくなります。

また妊娠初期につわりがひどい場合も、食生活が偏り便秘になりがちに。

水分不足も便を固くします。
固くなった便は詰まりやすくなり、排便をしずらくしてしまいます。
排便がスムーズにできないことも、便秘の原因の一つになります。

運動不足も、便秘を誘発することも。
排便時にも筋力が必要です。
妊娠中で動くのがおっくうになり、あまり動かない生活を続けていると、筋力が低下します。

筋力の低下でうまくいきめないと、腸に圧をうまくかけられません。
腹圧で腸の蠕動運動を促しますので、筋力低下でこれがうまくできないと、便秘になりやすくなるのです。

妊娠後期になりおなかが大きくなることも、便秘の要因です。
大きくなった子宮が腸を圧迫すると、血流が悪くなるために便秘が引き起こされるのです。

妊婦の便秘どうしても出ないときの対処法

妊婦の便秘でどうしても出ないときの対処法は、人によってさまざま。
体質などでも違うので、まずは医師に相談されることをおすすめします。

スポンサーリンク

医師に薬を処方されることもあります。
便が固くて出ないタイプの便秘であれば、便をやわらかくするお薬が出されると思われます。

腸の働きが鈍っているタイプの便秘であれば、いわゆる下剤と呼ばれる、大腸を刺激して排便を促すお薬を出されるでしょう。

便秘と一言でいっても、体質やタイプの違いで対処法は変わってきます。
合わないお薬をいくら飲んでも効果はありません。
まずは自分の便秘がどんなタイプなのかを、受診時に、医師にきちんと伝えましょう。

妊婦の便秘解消方法

妊婦の便秘解消方法は、医師に診てもらうだけでなく、自力でできることもあります。
うまくすればわざわざお薬を処方してもらうこともなく便秘解消できますので、ぜひ試してみてください。

便秘解消の基本となるものは、十分な水分補給と、規則正しい3度の食事を摂ることです。
そして適度な運動。
とてもシンプルですよね。

水分は摂っているようで、実は少ないということも多々あります。
意識して水分補給をしないと、十分な量の水分は案外摂取できないもの。

朝起きたらコップ一杯の水を飲む。
白湯を飲む習慣をつけるなど、工夫して普段から水分補給を心がけるようにしておいてください。

恐らくこれだけでも、便秘解消にはかなりの効果が期待できるはずです。

食べ物も重要です。

便秘解消といえば食物繊維を思い浮かべる方が多いでしょう。
確かに食物繊維は、排便を促す作用があるので、積極的に摂りたいものではあります。

食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があります。
不溶性食物繊維は便のかさを増やし、便意をもよおしやすくもしますが、便秘のタイプによっては腹痛の原因にもなりかねないのです。

便が固いタイプの便秘だと、便のかさが増してもうまく排泄できず、ただかさだけが増して余計につらくなるので、注意が必要です。
すでに便秘のときには、なるべく消化吸収のよい炭水化物などを摂るようにしてください。

便秘がいくらか改善されたら、便秘予防のために、意識して食物繊維を摂るのが良いですね。

また、乳酸菌は腸の働きを整えるので、便秘解消のためにはきちんと摂っておきたいものの一つです。
ヨーグルト、納豆、みそなどの発酵食品に含まれています。
これらも意識して摂取しておきましょう。

まとめ

妊娠中の便秘は食事や生活習慣だけが原因ではなく、ホルモンバランスなど他の要因も関係しています。
ですから、どうしても便秘が改善しないということもあるかと思います。

少しでも不安があれば、健診の際に医師に相談することを忘れずに。

それでも水分補給や栄養バランスの取れた食事は、ぜひ続けてくださいね。
続けることで次第に胃腸の調子が整い、便秘解消につながる可能性は大いにあります。

スポンサーリンク

-マタニティ
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

妊娠線は何ヶ月から?出てくる兆候といつ頃からケアするべきか

妊娠してお腹が大きくなっていくにつれて、どうしてもできやすくなってくるのが「妊娠線」。 お腹のなかで赤ちゃんを育んでいることの勲章ですが、できることなら当然、妊娠線のないきれいなお腹でいたいものです。 …

妊娠と貧血の影響 妊婦が鉄分不足になるとどうなるのか?赤ちゃんは?

妊娠すると、ママの体は分娩に備えて変化してきます。 いよいよ分娩間近な妊娠後期になると「貧血」になる妊婦さんが増えてきます。 検診時に突然「貧血ですね」といわれて、驚いた方も多いのではないでしょうか。 …

赤ちゃんの夜泣きがずっと!いつまで続く?原因と対処法を知っておこう

赤ちゃんは泣くのが仕事。 夜泣きするのも当然です。 とはいえ夜泣きがひどいと、近所迷惑にならないか不安になりますよね。 なによりお母さん自身が、赤ちゃんの連日の夜泣きで、参ってしまいます。 頑張るママ …