雨の日の通勤での悩みと言えば、スーツが雨に濡れてしまうこと。
小雨程度なら傘を差しておけば大丈夫。
でも大雨や暴風雨にもなると、足元だけでなく全身ずぶ濡れになってしまうこともあります。
雨の日に着るスーツはパンツとスカート、どちらが適している?
スーツの足元にはどんな雨対策を取ったら良い?
雨の日の通勤時の雨対策をまとめました。
雨の日のスーツはパンツとスカートどっちが良い?
雨の日のスーツはパンツとスカート、どちらが適しているのでしょうか。
雨の激しさと、どれくらいの装備をするかによって変わってきますが、基本的には雨の日にはパンツよりスカートのほうが良いでしょう。
パンツだと裾が雨に濡れたり、泥はねなどで汚れてしまう恐れがあります。
デザインに自由がきくのであれば、ひざ丈のフレアタイプのスカートをおすすめします。
裾がふわっとしているので、少々雨に濡れても肌にピッタリついてしまうこともなく、しかも乾きやすいです。
タイトスカートを穿きたい場合は、雨に濡れても目立ちにくい色を選ぶと良いですね。
淡い色味の生地だと雨染みが目立ちやすいです。
ネイビーや黒、チャコールグレーなどのダークカラーであれば、雨に濡れた部分も目立ちにくいはず。
また、雨に濡れてしまったときのために、乾きやすい素材を選ぶのも大切です。
雨の日はレーヨンやウール、コットンなどの、縮みやすかったりしわになりやすい生地は避けたほうが良いかもしれません。
ポリエステルやナイロン等なら、濡れても乾きやすくて雨の日向きとも言えます。
スーツの雨対策
スーツの雨対策は、雨の程度によって変わります。
激しい風雨で、一歩でも外に出れば即びしょ濡れになるのが明らかな場合は、さらにしっかりとした雨対策が必要になります。
知っていると便利な、大雨・暴風雨・台風の日に使えるワザをご紹介します。
【防水スプレー】
ご存じ防水スプレー。
スプレーすれば防水や撥水ができる優れものですよね。
靴はもちろん着用するスーツの濡れやすい部分にも使用しておけば、雨のダメージを最小限にとどめられます。
ただし衣服にスプレーする場合、全体的にスプレーしてしまうと通気性を失い蒸れてしまいます。
防水スプレーを使用するなら、通気性を維持するフッ素系の防水スプレーか、ピンポイントで濡れやすい部分にかけておくと良いでしょう。
注意点もあります。
防水スプレーは出勤する直前にスプレーしてもほぼ無意味なのです。
出かける30~1時間前にはかけておき、馴染ませておいてくださいね。
そして衣類によっては防水スプレーがNGな生地もあります。
その辺りも含め、使用上の注意は必読です。
【レインウェアを活用】
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やはり豪雨にはレインウェア。
並み程度の雨なら傘で充分ですが、雨風がひどいとカッパやレインコート・レインポンチョなどのレインウェアは必須です。
ただレインウェアというと、奇抜な色使いだったりドット柄だったり、スーツにはちょっと合わせにくいものが多かったりします。
上のようなトレンチコート風や、下のようなモッズコート風などは着やすいかもしれません。
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本格的な台風でもどうしても出勤しなければならないときは、レインウェアは上下で。
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上下レインスーツなら、パンツスーツのほうが良いですね。
ズボンのシワが気になるようなら、会社に着いてから着替えるようにしておくと安心です。
【バッグには雨カバー】
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雨に濡れて困るのがバッグ。
革やキャンバス生地だと特に、変色したり劣化したり、雨が浸透して中が濡れたりとトラブルの素です。
バッグ用の雨除けカバーは、雨通勤の味方として一つは持っておきたいグッズです。
【着替え持参】
靴下・ストッキングなどは、濡れても良いように替えを持っておきましょう。
会社のロッカーに普段から常備しておくのも良いですよね。
たとえ雨用の足元にしていても、場合によっては雨水が入って濡れてしまうこともあります。
備えておけば安心ですね。
【傘カバー】
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折り畳みも長傘も、やっぱり雨の日に濡れたままだと困りますよね。
電車やバスに乗るにも、マナーとしても傘カバーは持っておきたいところです。
【タオルやポリ袋などを持っておく】
雨に濡れたときに拭くにはハンカチは小さ過ぎます。
タオルを持って行き、濡れたらすぐに拭くようにしましょう。
ポリ袋などを持っておくと、濡れたものを入れておけますね。
何かと便利なので雨の日にはバッグの中に忍ばせておくと良いかと思います。
【ウェットティッシュを持っておく】
泥はねなどでスーツやカバンなどが汚れてしまったとき、乾いた布では汚れは取れにくいものですよね。
そこでウェットティッシュの出番です。
ウェットティッシュなら汚れも取れやすく使い捨てできるので、とても便利です。
スーツの雨の足元はどうする?
スーツの雨の足元は小雨~並み程度であれば、特にレインシューズではなくても案外大丈夫だったりします。
雨の日に履きたい仕事用の靴は
・ヒールは高過ぎず低すぎず
・靴底が滑りにくい
これらの靴を選ぶと、雨通勤にも良いと思います。
普通のパンプスだとちょっと心配なときは、やはりレインパンプスでしょうか。
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スーツに合わせやすいレインパンプスなら、雨が上がっても浮いて見えませんね。
またはお気に入りパンプスに雨除けカバーをつける方法もあります。
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あまりに激しい風雨のときは、レインウェアにロングレインブーツで。
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会社でいつもの靴に履き替えるようにして、出勤時はレインブーツでしっかり足元をカバーしましょう。
折り畳みの長靴もあります。
持ち運びには便利ですね。
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レインブーツは雨レベルによって変えるのが理想ですが、どれか一つ使いやすいものを持っておくと、いざという時本当に便利です。
足元が濡れてしまうと1日中不快になってしまいますから、雨の日用の靴カバーやレインブーツをうまく使って、雨対策を取っていきたいところですね。
普段使いの靴でもレインブーツでも、防水スプレーはかけておいたほうが良いでしょう。
雨水の浸透を食い止めるだけでなく、泥などの汚れがつくのも防いでくれます。
靴も長持ちします。
まとめ
雨の日のスーツはパンツよりスカートがおすすめです。
レインブーツを履くにしても履きやすいです。
着替えを持参するのならどちらでもOK。
土砂降り雨の日には、上下レインウェアでがっちりガードして、会社で着替えるようにしましょう。
雨の日の通勤は気分が重いものですが、レインウェアやレインブーツなどをさりげなく上手に取り入れると、ちょっと楽しくなってきませんか?
雨の程度に合わせた雨対策で、通勤がんばってください!