帰省シーズンになると憂鬱になる、という人も少なくはありません。
理由はいくつかあるけれど、実家に帰省しても泊まれるような部屋がない、というケースもありますよね。
帰省してもくつろげる部屋がなければ、とても落ち着いて過ごせません。
そんな帰省シーズンのお悩みの解決案をまとめました。
帰省しても部屋がない!こんなときどうする?
帰省しても部屋がない。
現代の住宅事情を考えると、それはそんなに珍しい話でもありません。
昔ながらの田舎の大きな一軒家ではなく、実家がマンションだったり。
他の兄弟が両親・義両親と同居していたり。
部屋が物置として使われている場合もありますね。
逆に子どもたちが独立すると、老後に備えて生活しやすいように改装して部屋を減らすご夫婦もいるようです。
どんな理由であれゆっくりくつろげる部屋がないということは、居間・リビングで寝ることになったり、両親・義両親と一緒の部屋に寝泊まりしないといけなくなる場合もあるということ。
せっかくの帰省がこんな環境だったら、気疲れしてしまうのも無理はないと言えます。
あまりに気疲れしてしまったりストレスに感じてしまうと、今後実家や義実家に帰省するのも、ちょっと考えるようになってしまいますよね。
そこで打開策として「帰省はするけど実家には泊まらない」というのはどうでしょうか。
帰省してホテルに泊まるのはありか
帰省してホテルに泊まる。
そういうと
「他人行儀だ」
「せっかく帰省しているのにホテルに泊まるなんて」
という意見も聞こえてきますよね。
しかし帰省しても物理的にそこに泊まるスペースがないのであれば、ホテルや旅館などに泊まるのも方法としてはありです。
むしろお互いの負担も減って、良い場合もあります。
宿泊のための準備も不要だし、気遣いも軽減されます。
帰省して実家ではなくホテルや旅館に泊まるのは、現代の住宅事情の面からみても理に適っています。
「部屋がなくてもどこかには寝るスペースがあるのだから、それくらい我慢しないと」
という意見も根強く残っているようですが、我慢はすればよいというものでもありません。
お互いに譲り合うところは譲るべきですが、修行ではないのだから、ストレスになる環境にあえて身を置く必要はありません。
我慢して作り笑いでいるよりは、我慢しないで自然な笑顔でいられるならそのほうが何倍も良いことのはず。
と、頭では分かっていても、言いづらいことはありますよね。
変に勘繰られそうで「ホテルに泊まる」と提案しづらいとき、円満に事が運ぶように話を進めておきましょう。
・先にホテルを予約しておく
「泊まりたい旅館があって」
「行きたい場所があるけれど、ホテルだと移動しやすいから」
などと理由をつけて、先にホテルを予約しておきましょう。
ただしホテルに泊まっても食事は実家で一緒に食べるとか、日中はできるだけ一緒に過ごすなどして、帰省している意味は忘れないようにしたいですね。
・実家の家族もホテルに泊まる
もういっそ実家の家族も同じホテルや旅館に泊まる、というのはどうでしょうか。
小旅行のような感じで、食事やちょっとした観光はみんな一緒で、でも部屋は別なので気兼ねなくくつろげますよね。
自分たちだけホテルに泊まるよりは、提案しやすいはずです。
実家に帰るとやることがない、というケースもよく見かけますが、小旅行なら話題も尽きないと思います。
・夫婦のどちらか一方だけ泊まる
旦那さんの実家なら旦那さんだけが。
奥さんの実家なら奥さんだけが、帰省のときに実家に泊まるようにします。
夫であれ妻であれ、自分の育った実家ならそこで泊まるのも苦ではないはず。
2人一緒に帰省してどちらか一方だけというのではなく、時間差で来て別行動、という形ですね。
旦那さんの実家であれば旦那さんだけが先に帰省。
その後奥さんが合流して、顔を見せて帰る。
という方法も、うまくすればありです。
赤ちゃんがいたり、子どもが小さいと何かと連日の泊まりは大変ですから、その辺りも考慮して計画を立てると良いかと思います。
全く顔を見せないのもお互いに寂しいので、やっぱり元気な顔を見せ合いたいものですね。
実家に泊まらない、という選択
実家に泊まらないでホテルや旅館に泊まるのも良いのですが、帰省は結構お金がかかるものです。
交通費でかなりかかるのに、その上ホテル代は高くつく。
なんてこともありますよね。
それなら中間地点で会うというのはいかがでしょうか。
自分たちの家と実家・義実家のある中間地点で会い、一緒に過ごすのも楽しそうです。
高齢の両親だと移動は難しいかもしれませんが、できるだけ負担にならない移動ルートを考えてあげれば、旅行として楽しんでもらえるのではないでしょうか。
交通費はいくらか浮きます。
ホテル代はかかりますが、1泊や2泊の短い旅行にしてしまえば負担もそれほどないはず。
それでもホテル代が負担だという場合は、日帰りでもOK。
楽しい1日を過ごして、あとはお互いそれぞれの家に帰ってゆっくり過ごすのも良いかもしれませんね。
まとめ
実家・義実家への帰省は、どうしても気を遣うものです。
実家に部屋がない状況だと特に、プライバシーも守れませんし細かい部分でストレスを抱えがちです。
人を泊めるとなると受け入れるほうも案外大変なものです。
部屋を整理して布団を用意したり、食事を用意したり。
両親の年齢が上がるにつれて、負担も大きくなってしまうこともあります。
帰省しても実家に泊まらずホテルに泊まるのは、お互いのためにも良いことかもしれません。
ホテル泊の帰省案、検討してみてくださいね。