夏はちょっと外を歩いただけでも汗が滲みます。
ふと気づけば、脇にも背中にも胸にも大量の汗がふき出ていて、着ている服が汗でビショビショ!なんてことも。
見られるとちょっと恥ずかしい脇汗や背中の汗染み。
なんとか早く乾かしてしまいたいものですよね。
汗で濡れた服を早く乾かす方法と、汗対策、服につく汗染みの予防法をまとめました。
服の汗を早く乾かすには
服の汗を早く乾かす方法の前に、もし着替えられるなら新しい服に着替えたほうがベストです。
せめてインナーだけでも着替えたいところですね。
着替えなんて持っていない。
着替える時間の余裕はない。
というときに試せるものとしては
● 扇風機の風を浴びる
● ドライヤーをあてる
● うちわで扇ぐ
など、風を当てて服を乾かすしかありません。
家電売り場が付近にあれば大チャンス!
扇風機売り場に直行しましょう。
なにもなければ、服を裾から広げてパタパタさせるしかありません。
カーディガンやストール・ショール等を持っているのなら、それらで汗染みのついた部分を一時的に隠してしまうのもありです。
薄手の上着をあえて着て、汗染みを隠してしまいましょう。
とりあえずその場は乗り切れます。
汗を乾かす前に、まずは今もダラダラと流れる汗を止めたい!というときは、体の熱をクールダウンすれば、おのずと汗は止まります。
● 冷たい飲み物を飲む
● 首の後ろや、手首、脇、太ももの付け根、両ひざの裏を冷やす
などの対策を取ることで汗が止まりやすくなります。
出先なら冷房の効いたデパートなどに入り、冷えた飲み物を買って飲み、その冷えたペットボトルを首の後ろや脇などに当てましょう。
冷たい飲みものを飲むと、口の中の「体温調節センサー」のようなものが反応します。
すると体は「暑くない」と勘違いし、汗が止まるのです。
これで汗は止まり、こもっていた体熱は引くはずですが、あくまでも「どうにもならないときの応急処置」として考えておきましょう。
汗は出る必要があって出ています。
その働きを阻害するのは、体のバランスを崩してしまうことにもなりかねません。
急に体を冷やすと風邪をひく恐れもあるので、充分気をつけてくださいね。
服の汗対策
服の汗対策を見てみましょう。
● 汗染みの目立たない服を選ぶ
汗が目立つライトグレーやカーキ、ブルーなどの色味の服は選ばないようにしましょう。
体のラインが出るぴったりとした服もNG。
ふわっとしたデザインの服のほうが、裾から風が入るので汗も蒸発しやすいです。
● 吸湿速乾の服を着る
スポーツブランドなど、たくさん汗をかくことが想定されて作られた服というものは、やはり高機能です。
汗をかいてもすぐ乾くし、蒸れません。
デザイン的に仕事で着るのは無理、というときは、インナーだけでも速乾性のあるポリエステルなどの素材のものを選ぶようにしましょう。
● インナーは必ず着用
暑いからこそインナーが重要です。
今は汗染みパットがついたインナーや、吸湿速乾の機能性の高いインナー、汗染みが目立ちにくいインナーなどもたくさん売っていますよね。
お気に入りのインナーを見つけてみてください。
「なんだか暑そう」と思うかもしれませんが、着てみれば快適ですよ。
● タオルやハンカチで汗を拭き過ぎない
汗は皮膚の温度が上昇すると、体の熱を下げるために発生します。
汗を出して皮膚を濡らし、体熱を下げているのですね。
なので汗が出ているそばから拭いてしまうと、体の熱は下げられないままの状態が続きます。
皮膚の温度が下がらなければ、体は汗を出し続けてしまいます。
「拭いても拭いても汗が止まらない!」
ということになってしまうのですね。
そんなとき活躍するのが「ウェットティッシュ」。
肌を拭いてもウェットシートなら、皮膚を湿らせた状態のままで汗を拭き取ることができます。
汗を拭くときもゴシゴシこするのではなく、汗を吸うようにそっと拭き取るようにしてください。
服につく汗を予防しよう
服につく汗を予防しておくと、今後外出するときに便利です。
予防法を挙げて行きましょう。
● 着替えを持って出かける
インナーだけでもOK。
汗で服が濡れたら即着替えてしまえば、これが最も快適に過ごせる方法です。
トイレでササっと着替えてしまえば良いので、気分転換にもなっておすすめです。
● 防水スプレー・撥水スプレーを使う
防水スプレーというと革靴やバッグなどを思い浮かべるかもしれませんね。
しかし「衣類用防水スプレー」もちゃんとあるのです。
衣類用防水スプレーを、服の特に汗をかきやすい部分にスプレーしておくだけ。
汗腺の多い脇の辺りにスプレーしておくと良いですね。
注意点もあります。
どこもかしこも汗をかくからといって、つい全体的に撥水スプレーをかけてしまいがちですが、それは蒸れの原因となります。
ピンポイントで汗染みの目立つところにだけスプレーするようにしましょう。
スプレーの前に、衣服や防水スプレーの品質表示は必ずチェックです。
● 制汗剤を使用
ベタですが効果的。
ロールオンタイプなどは脇に直接塗って「汗腺」をふさぐので、脇部分だけは汗が出るのを抑えてくれます。
汗のニオイ対策にもなるし、使っておいて損はありません。
● ベビーパウダーをつけておく
赤ちゃんのあせもを防ぐベビーパウダー。
汗を吸ってもサラサラの肌を維持できます。
汗をかきやすい部位はもちろん、広範囲にもつけやすいですよね。
まだ汗をかいていない清潔な肌にポンポンはたいておけば、汗予防と臭い対策にもなります。
まとめ
汗で濡れた服は不快なものです。
しかしどうしても暑い時期は汗をかくもの。
汗が出るのを前提にして、1日のスケジュールからその日の汗対策を考えておくと良いですね。
「この日は1日外回りだ」
「この時間帯はあまり冷房の効いていない場所で過ごす」
などと、1日のスケジュールから考えて、着替えを持って行ったりカーディガンを羽織ったりしましょう。
ウェットティッシュや、体を冷ますための保冷剤を持ち歩くのもおすすめです。
※ 顔の汗対策はこちら→ 顔の汗が夏にひどい!汗をかかない方法と夏の化粧直しのポイント
汗対策をしっかり取って、快適な夏を楽しみましょう!