暑い夏になると気になるのが汗。
ダラダラと顔に流れる汗は不快だし、メイクだって崩れてしまいます。
暑くてもできるだけ顔に汗をかかない方法。
また、夏の化粧直しのポイントについてまとめました。
夏の顔汗対策で、今年の夏は涼しい顔で過ごしましょう!
顔の汗が夏にひどい!
顔の汗は夏になると、どうしてもダラダラとふき出してきてしまいますよね。
さて、汗には種類があるのをご存知ですか?
● 温熱性発汗
● 精神性発汗
● 味覚性発汗
の3種類がそれです。
温熱性発汗は、暑いとき・運動したときなどに出る汗。
体温を下げるための汗です。
精神性発汗は、驚いたり緊張したりしたときに出る汗。
いわゆる「冷や汗」ですね。
味覚性発汗は、辛いものやツンとくる酸っぱいものなどを食べたときにかく汗のこと。
夏の暑い日に噴き出してくる汗は、温熱性発汗です。
暑いと皮膚の温度が上がるので、体は温度を下げるために汗をかきます。
汗によって皮膚の温度を下げ、体温を一定にしようという、重要な体の働きなのです。
そして人間の体の部位で最も汗をかくのは「額」であると言います。
やはり脳を熱から守るために、大量の発汗をする必要があるのでしょう。
それは分かるけれど……でもあまりに顔に汗ばかりかいているとちょっと恥ずかしい気もするし、なによりメイク崩れが心配です。
温熱性発汗は皮膚温を下げるために出てくる汗ですから、有効な対策は「冷やすこと」。
冷やして、体の熱を冷ますことができれば、おのずと汗は引くはずですよね。
顔の汗をかかない方法
顔の汗をかかない方法を、具体的に挙げていきましょう。
⒈ 首の後ろを冷やす
顔汗を止めたいからといって顔を直接冷やしても、思うほど汗は止まらなかったりしませんか?
実は顔汗を止めるのに効果的な部位は「首の後ろ」なのです。
首の後ろの太い血管を冷やすことで、そこを走る血液が冷えます。
血液は全身を巡りますから、冷やされた血液によって体温も下がり、顔汗が引くというわけです。
外出時には小さな保冷剤をハンカチで包んで持って行けば、気軽に首の後ろを冷やせますね。
出先で何も持っていないときも、冷えたペットボトルなどを買えば、それを首に当てて冷やすこともできます。
顔汗には、顔に近い首の後ろを冷やすのが効果的ですが、脇や太ももの付け根・膝の裏の動脈を冷やすのも、全身の汗対策には最適です。
効率よく体の熱を冷ますようにしましょう。
⒉ リラックス
顔から汗が湧き出ていると、そわそわ周りの目が気になりませんか?
一度気になると焦ってしまい、余計に顔の汗がひどくなることもあります。
ただでさえ暑さで「温熱性発汗」を起こしている状態なのに、加えて「精神性発汗」までも起こしてしまっているということです。
汗がダラダラでも焦りは禁物。
落ち着いたほうが、汗は引きやすいものです。
⒊ 顔用制汗剤を使用
顔にも制汗剤を使えます。
ただし顔には「顔用の制汗剤」を使用しましょう。
制汗剤には「汗腺の出口を塞ぐ」効果があり、つけた部位の汗を抑えてくれます。
本来出るはずの汗を止めてしまうので、そう頻繁に使うのはおすすめしません。
しかし適度にベストなタイミングで使用するのは、もちろんOK。
帰宅したらすぐに洗い流すようにして、夏のお肌の負担にならないようケアしておきましょう。
⒋ 脇を圧迫する
右の脇を圧迫すると右半身の汗が引き、左の脇を圧迫すると左半身の汗が引きます。
これは「半側発汗」という体の反射です。
顔の汗を止めるには、両脇と胸の先端から上に5cmのところを目安に、紐などで縛り圧迫させると良いといいます。
夏の化粧直しはどうする?
夏の化粧直しのポイントは
● 余分な汗を拭く
まずは汗と皮脂を顔から拭き取りましょう。
ティッシュなどを使って、顔をやさしく押さえるように拭いてください。
● 化粧の崩れや滲みを均一にする
汗で崩れた部位に、化粧下地または乳液を薄く伸ばし、指で軽くはたくようにしてムラを伸ばします。
マスカラやアイラインなどは崩れると目立ちます。
こよりのようにまるめたティッシュで、そっと拭っておきましょう。
● ファンデーションの崩れをカバー
全体ではなく崩れてしまった部位にだけ、ファンデーションをはたきます。
一度メイク完了しているわけですから、ここでファンデーションを全体につけると、変に厚くなりがちです。
崩れてしまったところだけをカバーしましょう。
まとめ
夏の汗は必要なものとはいえ、やっぱりダラダラとめどなく流れてくると不快なものです。
手軽にできる夏の汗対策で、すっきりとさわやかに季節を楽しみたいですね。
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