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美白が温泉でできるってホント?色白美肌になる成分と入浴方法

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温泉の効能に「美白」と書いてあるのを見たことはありませんか?

「美肌」はなんとなくありそうな気がするけれど……
温泉に入って「美白」できるなんてこと、本当にあるのでしょうか?

温泉のどんな成分が、お肌の美白に効果的なのかをまとめました。

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美白が温泉でできるってホント?

美白が温泉でできるとは言いますが、温泉と言っても泉質はさまざま。

では、どんな泉質の温泉が美白に効果的なのでしょうか。

美白に効果が期待できると言われている温泉は「硫黄泉」です。
実はイオウには、メラニンを分解する働きがあるのだとか。

紫外線を浴びて肌が黒くなるのは、メラノサイトの中にあるアミノ酸「チロシン」が変化してやがて「メラニン」が生成されるため。

メラニン生成は、肌を黒くして体を紫外線から守ろうとする大切な働きです。
しかしメラニンが過剰に生成されれば、表皮細胞にどんどん蓄積されてしまい、シミや色素沈着の原因にもなってしまいます。

硫黄泉はチロシンがメラニンに化学変化していくのを、抑える作用があると言うのです。

また、硫黄泉は皮膚に浸透しやすいので、毛細血管を拡張させて血行を良くする作用があるともいわれています。

ちなみに日本一硫黄含有量が多い温泉と言われているのが、群馬県にある「万座温泉」です。

温泉で美白効果が期待できるのはどんなお湯?

温泉で美白効果が期待できるのは、硫黄泉のほかにもあります。

由来は確かでないようですが、1920年に鉄道院より編纂された「温泉案内」にて、「肌を白くする」効能があるとされているのが「日本三大美人の湯」と言われる3つの温泉です。

川中温泉(群馬県)
龍神温泉(和歌山県)
湯の川温泉(島根県)

川中温泉は川の中から湧き出ている温度の低い源泉で、泉質は「カルシウム硫酸塩泉(石膏泉)」。
新陳代謝を高めてくれる硫酸カルシウムを豊富に含んでおり、美白に期待できます。

龍神温泉の泉質は、「ナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)」。
体が良く温まるので、冷え性や神経痛などにも効果的です。
お肌をしっとりツルツルにしてくれると言われています。

湯の川温泉の泉質は「ナトリウム・カルシウム硫酸塩・塩化物泉」。

硫酸塩は保温効果があり、傷に効くともいわれています。
塩化物泉は海水の成分に似た塩分を含み、これもまたよく体を温める効能があるといいます。

美人の湯に多いのは「硫黄泉」「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」なのだとか。

人体の細胞液と等しい浸透圧の温泉(酸性泉や硫黄泉)は、その分お肌に浸透しやすく、温泉による美肌効果を感じやすいものです。
しかしその分、湯あたりも起こしやすいということなので、適度な入浴をこころがけたいところですね。

温泉の美肌効果を高める入浴方法

温泉の美肌効果を高める入浴方法があるのをご存知でしょうか。

せっかく美白・美肌を狙って温泉に入るのなら、最も効果的にその成分を体に浸透させたいものです。

それに入浴といえども入る人の体調によっては、体の負担になることもあります。
皮膚の弱い人には、温泉に含まれる成分が強すぎて、逆にダメージを受ける恐れもあります。

温泉の入り方

⒈ かけ湯をする
いきなり温泉に浸かるのはNG。
桶にお湯を取り、心臓に遠いところからかけ湯をします。
足首~膝、ひざ~腰、手首~肘、肘~肩と、徐々にお湯をかけていき、温泉のお湯に体を慣らしましょう。

かけ湯は念入りにやらないと意味がありません。
血圧の急激な上昇などを避けるためにも、しっかり行いましょう。

⒉ 入浴前に体は洗わない
あまりに汚れていたらマナー的に洗ったほうが良いですが、基本的には温泉の場合、先にお湯に浸かって角栓をふやかしてから体を洗ったほうが効果的です。

かけ湯の段階でしっかりと流せば、ある程度の汚れは流せるはず。
そういう意味でも、かけ湯は念入りに行ってくださいね。

ただしメイクをしていれば、先に落としておきましょう。

⒊ まずは半身浴から
いきなり肩まで浸からず、まずは半身浴で体を慣らします。
温泉の温度に体が慣れてから、ゆっくりと沈めて行きます。

⒋ 長く浸からない
入浴には思っているよりも体力を使います。
温泉の効能をしっかり取り入れたい!と思っても、体力を奪われては元も子もありません。

高温のお湯であれば10分以内に。
ぬるめのお湯であれば、およそ30分以内に、入浴を済ませましょう。
ずっとお湯に浸かりっぱなしではなく、時々お湯から出て休むことも必要です。

また、せっかく温泉に来たのだからたくさん入っておきたい気持ちは分かりますが、入浴回数は1日に2回ほどで抑えておきましょう。
入浴回数は多ければよいというものでもなく、体力を奪われ湯あたりをおこしたりする場合もあります。

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⒌ 温泉から出るときはシャワーで洗い流さない
成分にもよります。
しかし基本的には、温泉成分を洗い流さずそのままにしておくほうが効果的です。

そうは言っても皮膚の弱い人は、温泉の効果がどうというより、成分に肌が負けてしまうこともあるので、強い成分の温泉に入ったら流したほうが良いかもしれません。
お肌の状態を見ながら、試してみてくださいね。

⒍ 水分補給を忘れずに
熱めのお湯はもちろん、ぬるめのお湯でも、入浴前後はしっかりと水分補給をしましょう。
特に温泉は体の芯から温まるので、体からは思っているよりも大量の水分が失われています。
⒎ 入浴後は保湿を(温泉による)
美肌の湯は出たあとにお肌が乾燥することもあるようです。
せっかくの温泉成分をお肌にとどめるためにも、泉質によってはボディークリーム等で保湿をしておくと効果的。

まとめ

温泉の美白効果を、硫黄泉などの美肌の湯で実際に試してみるのは楽しそうですね。

春は増加する紫外線に立ち向かうために。
夏は日焼けした肌を美白するために。
秋は夏の暑さに疲れた肌を回復させるために。
冬は乾燥しがちな肌への栄養補給に。

リラックスしながら温泉で美白ケアをして、きれいな美肌を目指しましょう。

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