テレビや冷蔵庫などの電化製品を移動させると、黒い汚れが壁についていることがあります。
この黒い汚れは、静電気による汚れです。
静電気による壁の汚れは、普通に雑巾で拭いても大丈夫なのか。
今後、静電気による黒ずみ汚れをつけないためにはどうすれば良いか。
静電気汚れの壁の掃除方法と、今後のための予防法をまとめました。
静電気による壁の汚れ
静電気による壁の汚れは、なかなか厄介なものです。
何しろ相手は静電気。
そこら中のホコリや、料理のときの油汚れや煙などを吸い寄せてしまっています。
壁というものは、そもそも静電気を帯びやすいものです。
家電が近くに置いてあればなおさら静電気は溜まり、ホコリや汚れがくっつきやすくなります。
床掃除を一生懸命にやって、壁につく静電気汚れを防ごうとしても同じこと。
ちょっとしたことで摩擦が起きて、静電気は発生します。
そうは言ってもなんとかしたい、壁の静電気による黒ずみ汚れ。
まずは、壁についた静電気汚れのお掃除方法を見て行きましょう。
壁の静電気を掃除する方法
壁の静電気を掃除するときに、最初に雑巾などで水拭きするのは、逆に汚れを取りづらくしてしまうので厳禁。
特にフラットではない壁は要注意。
壁紙のデコボコした部分に、汚れが入り込んでしまいます。
壁の静電気汚れの掃除は、以下の順番でやってみてください。
⒉ 洗剤を薄めた液で拭く
⒊ 柔軟剤を浸した雑巾で拭く
【掃除機で壁のホコリを吸う】
最初に、掃除機で壁のホコリを吸い取ります。
これをしておかないと、拭くときに汚れを広げる恐れがあります。
【洗剤を薄めた液で拭く】
中性洗剤を薄めた液にきれいなタオルを浸し、固く絞って軽く叩くように拭きます。
(※雑巾だと汚れが広がります。きれいなタオルを使用してください。)
住まいの汚れ用のスプレーなどでもOK。
その際は、壁紙の素材に使って問題ないか、使用上の注意を確認しておいてくださいね。
水分が多過ぎると汚れが他へ移る場合があるので、必ず固く絞って使いましょう。
【柔軟剤を浸した雑巾で拭く】
柔軟剤やヘアリンスを薄めた水に雑巾を浸し、濯がず絞って乾かします。
完全に乾いた雑巾で、壁を拭いていきます。
柔軟剤やヘアリンスに含まれる「陽イオン界面活性剤」が、静電気を防止しやすくしてくれます。
静電気を防止する壁にしよう
静電気を防止する壁に仕上げられれば、引っ越しや大掃除のたびに、黒く汚れた壁にがっかりすることはありません。
簡単にできる壁の静電気防止術をご紹介します。
・家電と壁の間に物を挟む
・柔軟剤に浸した雑巾でたまに拭く
【家電を壁にくっつけない】
スペースの都合上難しいこともあるかもしれませんが、家電と壁の間は可能な限り開けて置きましょう。
家電と壁の間が近いと、どうしても帯電しやすくなります。
すると汚れが吸い寄せられ、黒い静電気汚れが付着しやすくなります。
【家電と壁の間に物を挟む】
パネルやダンボール、または防炎加工のカーテンなどを、家電と壁の間に挟みます。
壁よりも帯電しやすいものであれば、壁につく静電気汚れの防止に効果的です。
【柔軟剤に浸した雑巾でたまに壁を拭く】
前章で紹介した柔軟剤かヘアリンスを薄めて、絞ったあと乾かした雑巾。
これで時々壁を拭いてあげることによって、静電気が帯電するのを防いでくれます。
まとめ
静電気で黒く汚れた壁を掃除するのに大切な注意点は、最初に水拭きをしないこと。
まずは掃除機をかけて、壁のホコリを吸い取ってから、次に移ります。
中性洗剤を薄めた液を使うときも、洗濯機で脱水をかけたくらいの固く絞ったタオルを使用しましょう。
水気は基本的にNGです。
壁はどうしても静電気を帯びやすいもの。
普段からまめにお掃除しておくことで、静電気による壁の黒ずみ汚れを防止しましょう。