うねりのある髪やくせ毛。
外はね・内はね。
髪が跳ねてしまうのは、ドライヤーで乾かすときにNG行動をしてしまっているせいかもしれません。
髪が跳ねないできれいにまとまる、ドライヤーのかけかたのコツをご紹介します。
美容院帰りのサラサラヘアを、自宅で手に入れましょう。
髪の跳ねない乾かし方
髪の跳ねない乾かし方が、自分でできれば嬉しいですよね。
美容院で美容師さんにかけてもらうドライヤーで驚くほど髪がサラサラになり、跳ねずにきれいにまとまった、という人は多いはず。
それは美容師さんのカット技術だとか、使っている髪の美容液やトリートメントのおかげ、というわけではないのです。
もちろんそれらもサラサラヘアの理由の一つではありますが、髪を跳ねないように仕上げるのに最も重要なのは「ドライヤー」。
ドライヤーなんて「温風が出るだけの髪を乾かすアイテム」だと思ってたら大間違い。
ボブやストレートヘアなど、髪が跳ねたらちょっと残念になってしまう髪型でも、ドライヤーの使い方をマスターすれば跳ね知らずのビューティーヘアーを維持できるはず。
寝癖がつきやすい人も、ドライヤーのかけ方で跳ねをつきにくくさせることも可能です。
ではさっそく、ドライヤーのかけ方のコツを見て行きましょう。
髪へのドライヤーのコツ
髪へのドライヤーのコツの前に、まずは洗髪で濡れた髪の正しい扱い方から。
髪を乾かすのは、タオルドライから始まります。
・乾いたタオルを濡れた頭に被せ、指の腹で髪の根元と頭皮の水分を、押さえるように拭き取る
・毛先はタオルで挟み込み、優しく押さえつつ水気を取る
・地肌も髪もゴシゴシこすらないこと
タオルドライを済ませたら、いよいよドライヤーです。
・髪とドライヤーは20cm程度離すこと
・同じ部分に3秒以上温風をあてないこと
・温風と冷風を使い分ける
・髪を揺らすのではなくドライヤーを揺らして乾かす
・上から下へ乾かしていく
ドライヤーで髪を乾かすときに、髪の毛をメインに乾かしがちですが、まず乾かすべきなのは頭皮なのです。
湿気が残ると、頭皮には雑菌が発生してしまうこともあります。
それに根元が乾けば、おのずと毛先も乾いていきます。
かといって頭皮に温風を当て過ぎないように、注意してくださいね。
時々冷風を当てるなどして、熱を与えすぎないように。
「風で乾かす」ようなイメージで、ドライヤーを扱いましょう。
指で髪を揺らしながらドライヤーの風を当てている人は多いと思いますが、これもNG。
濡れた髪の毛は刺激に弱く、それだけで髪が傷みます。
ドライヤー前のタオルドライの注意点として「髪をゴシゴシこすらない」ことを挙げました。
そうしてタオルドライをやさしく丁寧にしなければいけない理由は、この濡れた髪のダメージの受けやすさにあるのです。
繊細な濡れた髪の毛を振ったり揺らしたりせず、ドライヤーを動かして風をまんべんなく当てましょう。
そしてこれは鉄則。
ドライヤーは上から下に向けてかけましょう。
上から下。
後頭部から前。
必ずこの順番でドライヤーを当てていってください。
髪の毛の「キューティクル」は上から下に向けてウロコ状に重なり合っています。
なので下から上に向けてドライヤーをかけてしまうと、キューティクルの流れに逆らってしまうのです。
キューティクルが開けばダメージヘアとなり、まとまらない髪になってしまいます。
ドライヤーは必ず上から下に向けてかけ、キューティクルの流れを整えてあげてくださいね。
そして、つい顔のほうから後頭部に向けてドライヤーを当てがちですが、これも逆。
後頭部から前へ向けて、ドライヤーの風を当てるようにします。
前から風を当てると、髪が膨らみやすくなってしまいます。
膨らむと髪に変な癖がでやすいものです。
ドライヤーは後頭部のほうから前へ向けてかけましょう。
8割ほど乾いたら、あとは主にドライヤーの冷風で仕上げます。
冷風ももちろん「上から下に」かけてくださいね。
髪は乾かし方でまとまる
髪は乾かし方でまとまるのです。
翌日も跳ねないサラサラした髪に仕上げたいときは、濡れた髪が8割ほど乾いたときに、ブラシを使って髪型を整えていきます。
⒉ 1~2秒ほど温風を当てる
⒊ 冷風を当てる
⒋ 冷風を当てながらブラシを抜く
まだ髪がほとんど濡れているような状態だと、ブラシの刺激でダメージを受けやすくなります。
逆に髪の毛が乾きすぎた状態だと、今度はうまくまとまらなくなります。
髪型がうまくまとまるようにするには、完全に乾いたあとの髪にではなく、全体が8割ほど渇いた状態でブラシを使用するのをおすすめします。
私自身もこの方法で「髪が跳ねる」とか「クセがつく」「まとまらない」などということはほぼなくなりました。
きちんと髪が乾いてから寝ると、寝癖もつきにくくなります。(もちろん寝相には注意です)
まとめ
髪がまとまらないで跳ねてしまうのは、ダメージヘアが原因ということももちろんあります。
しかし「ドライヤーの乾かし方」を変えれば、そのちょっとしたコツで、跳ねずにまとまった髪を作ることは充分可能なのです。
またドライヤーの使い方を正しくするだけで、髪を乾かすときのダメージを減らし、まとまりやすいきれいな髪を維持することも。
ドライヤーは髪を傷めるといいますが、間違った使い方をしなければ、逆に髪の状態を整えてくれるアイテムでもあります。
上手に使って、跳ねないきれいにまとまった髪を手に入れましょう。