毎年暮れの時期になると、年賀状を作成しなければいけないのがツライ。
忙しい年末に、年賀状を書いている時間がない。
年賀状作成なんて本音ではやりたくないけれど、「出すべきだ」という風潮があるから出し続けている。
そういう方は案外多いものです。
年賀状を書くことがストレスになっているのなら、いくらそういう慣習があるとはいえ、無理に続けることもありません。
極力人を不快にさせないための、年賀状をやめる正しい方法をご紹介します。
年賀状をやめる具体的な方法
いきなり「今回は出さない」と決めて、年賀状を送らなかったりすると、ちょっと喧嘩腰に見えてしまう可能性もあります。
● もう何年も会っていない年賀状のやり取りだけの友人
● 顔もよく思い出せない知人
など、普段まったく接点がなく何年も会っていない知人でしたら、出さないで様子を見るのもアリかもしれません。
しかし今のあなたの生活に関わりのある人たちの場合、突然年賀状を出さないでおくと「関係を切られた」と思われないとも限りません。
相手別 年賀状のやめ方
① 仕事関係の方たち【取引先】
相手が今後付き合わなければならない取引先の方であれば、それは仕事の一環として続けるのが無難です。
虚礼廃止の方針に移行してくれでもしない限り、仕事だと思い、割り切って続けましょう。
② 職場の上司・同僚
気軽に言えそうな状況であれば、相手がまだ年賀状を書き始める前の時期に「年賀状をやめます」宣言をしておくのが良いですね。
正直に「毎年年賀状を書く時間がなくて……来年からみなさんに年賀状を出すのをやめようと思っている」といってみましょう。
案外おなじことを考えていた人もいたりして、賛同してくれる場合もあります。
大事なのは「みなさんに」を必ず添えること。
「自分だけ外された?」など不要な思い込みをされないために、「みんなに出さないんだ」ということを強調しましょう。
上司の場合、それが通じる相手と通じない相手がいます。
通じそうな方にはそのまま伝えれば良いのですが、伝わりそうもない、逆に面倒臭い展開になりそうだったら、これも仕事と割り切って続けるほうが良いかもしれません。
または思い切って「虚礼廃止」の提案をするのもいいかもしれませんね。
職場の場合、環境によってさまざまなので一概には言えませんが、年賀状がなくなればいいと思っている人は少なくはないはずです。
③ 友人・知人
仲が良く、普段からよく会っている方には、直接「年賀状をやめることにした」と伝えます。
気の知れた相手であれば、それだけでわかってもらえるはずです。
ただ、これが相手とそんなに距離感が近くない場合だと、どう切り出そうか悩みますよね。
しかしこれも直接会えるなら会ったとき、年内に会う機会がないのならメールなどで、年賀状を出さない旨を伝えてみましょう。
④ 親戚関係
年賀状は普段あまり会うことのない親戚や、お世話になった方などに送るのが本来の形です。
それほど負担にならないのであれば、近況報告を兼ねて送り続けるのも意味のあることです。
でも、
「今後も一生会う機会はないのではないか」
なんて相手もいますよね。
こういう場合、これを最後に書かないと決め、年賀状に一言そう添えるのもいいでしょう。
もしくは年賀状を送らず、頂いたら寒中見舞いを送ります。
そこで、もう年賀状を書かないようにしたこと、それでも変わらずお付き合いしていきたいことを伝えましょう。
年賀状をやめるタイミングはいつ?
● 年末に年賀状を書く時間を取れず、結果として無理しなければならない
● もはやただの義務感でこなしている
● 年賀状を書く時期になるとうんざりする
● 年賀状代が無駄だなぁ、と思う
● なんでよく顔を合わせる人に、わざわざ年賀状で新年の挨拶をしないといけないのかと思う
上記のように年賀状を書くのがストレスになっていたら、もうやめるタイミングなのだといえます。
いくら儀礼として送るべきだと言われても、苦痛に感じるくらいならやめてしまって良いのです。
出会いは大切だし尊いものですが、そんなに広く付き合えるものではありません。
言葉は悪いですが、付き合う人もどこかで選別しないと、年賀状を書く手間ばかりが増えてしまいます。
そこで、今すぐ年賀状をやめるべきタイミングにある相手の選別方法を記しておきます。
① よく会う人
よく会うからこそ、会ったときに挨拶できます。
② 数年会っていない人
恐らく相手も惰性で書き続けていると思われます。
これを機にお互い手間になる年賀状は廃止しましょう。
③ 毎年、年賀状が遅れてくる人
事情はいろいろあるでしょうが、向こうも年賀状をやめたいと思っている可能性大です。
送られてきたから送っているのかもしれません。
④ 一言も添えていない人
印刷の写真やプリントだけの年賀状。
これには何の意味もありませんよね。
なにもメッセージが浮かばない間柄であれば、年賀状のやり取りもやめてしまって問題ないでしょう。
後編では、年賀状を辞退する挨拶文の書き方と文例をご紹介します。
続きはこちら → 年賀状をやめる方法 出すのがストレスなら今がやめどき【後編】